お賽銭もキャッシュレスの時代!対応寺社・ツールまとめ

こんにちは。Money Motto!編集部のきみしまです。2020年も、Money Motto!をよろしくお願いします。

さて、皆さんはもう初詣には行かれたでしょうか。私は、まだです。出不精かつ人混みが苦手なので、いつも1月中旬に行っています(ちなみにいつまでに初詣をするべきか、正式な決まりはないそうです)。
そんな初詣に付き物なのが、お賽銭。実はこのお賽銭にも、最近のキャッシュレス化の波が来ているのです!

なぜお賽銭のキャッシュレス化が進んだのか?

神社やお寺がキャッシュレスでのお賽銭を導入しはじめた大きな理由は、外国人参拝者への対応です。

近年、観光で来日する外国人が増えています。そして神社・仏閣は、外国人に特に人気の観光スポット。しかし、現金を持ち歩く習慣のない国もあります。そんな国から来た参拝者に対応するために、電子決済を導入するところが増えてきました。
ちなみに電子決済先進国・中国のお寺では、QRコード決済がだいぶ普及しているそうです。

キャッシュレス導入の主な目的は外国人のためですが、防犯上のメリットもあります。キャッシュレス化がより進めば、賽銭箱の中の現金が少なくなり、賽銭ドロ対策にもなるというオマケつきです。

とはいえ気にかかるのは、「神様、仏様的にどーなのよ?」というところですよね。これについては、お賽銭の歴史をひもといて考えてみましょう。

大切なのはお賽銭の形よりも気持ち

そもそも「お賽銭」は神様や仏様へのお供え物。日本でお金が広く流通するようになったのは鎌倉時代くらいからで、それより前は、お米や野菜などをお供えしていました。つまり、お供え物の「代わり」として、現金が使われるようになったわけです。

神社本庁のサイトを見ると、お賽銭について、こんな言葉が書かれています。

そもそも米は、天照大御神がお授けになられた貴重なものとされ、人々はその大御恵(おおみめぐみ)を受け、豊かな生活を送ることができるよう祈ったのです。現在でも米をお供えする方もいますが、金銭をお供えすることも、この感謝の気持ちには変わりはありません。

お寺のお賽銭も、仏様や僧侶へのお布施という意味合いのもの。お坊さんが鉢を持って歩く托鉢では、お金だけでなくお米も入れられています。

このように、本来の意味から考えてみると、神社でもお寺でも、やはり大切なことはお供えするものの「形」ではなく、感謝や施しの「気持ち」なのではないでしょうか。

キャッシュレスでお賽銭ができるお寺・神社一覧

電子決済に対応している神社・仏閣をまとめてみました。「キャッシュレスでお賽銭をしてみたい!」と思った方は、ぜひ参考にしてください。

寺社名 所在地 使えるツール
八剱八幡神社 千葉県木更津市 アクアコイン※1
愛宕神社 東京都港区 楽天Edy ※時期限定
黄金神社 岐阜県岐阜市 Origami Pay (iOS)/(Android)、
さるぼぼコイン※2
海眼寺 京都府福知山市 PayPay(iOS) /(Android)
平等寺 徳島県阿南市 d払い(iOS)/(Android)、Amazon Pay など
妙法寺福岡分院 福岡県福岡市 Alipayよかペイ など

※1アクアコイン…木更津市内限定で利用できる電子通貨
※2さるぼぼコイン…高山市・飛騨市・白川村限定で利用できる電子通貨

今回の記事をきっかけにお賽銭の歴史を調べたことで、寺社を参拝すること本来の意味を知ることができました。
神社かお寺かはまだ決めていませんが、今年の初詣では、神様・仏様に、私の真摯な気持ちを届けたいと思っています。スマホから鳴る「ピッ」「シャリーン」の音とともに。

※本記事は2020年1月9日現在の情報をもとに作成しています。


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