経済が変わる!?シェアリングエコノミーとは

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誰かが所有するモノやサービスを共有する

こんにちは。Money Motto!ライターのトリです。最近ニュースで耳にすることが増えた「シェアリングエコノミー」。海外で大きな広がりをみせており、日本でもいくつかのサービスを利用することができます。どのようなサービス、仕組みなのか調べてみました。

所有から共有へ

シェアは「共有する」「分け合う」という意味です。日本でも馴染みのあるカーシェアリングは会員登録を行った人たちが必要なときだけ特定の自動車を利用できるシステムです。レンタカーと似ていますが、短い時間設定で借りることができ、料金設定も割安です。

アメリカの人気サービス「Zipcar」の仕組み
アメリカの都市部、カナダやイギリス等でも利用されているZipcarというカーシェアリングサービスをご紹介します。10年以上の歴史があり、90万人以上の会員が利用しています。予約はZipcarのWebサイトまたはスマートフォンのアプリから行うことができます。自動車の位置はGPSで管理されているので、近くの場所、借りたい場所の自動車を指定して予約します。自動車の種類が豊富でTOYOTAやHONDA等の日本車やSUV、高級車などもあります。会員になるとカードがもらえ、そのカードが自動車のキーになります。窓にかざすとロックが解除され、使用することができます。(予約した自動車のロックだけ解除される仕組み)もちろん、スマートフォンのアプリもキーとして使うことができます。気になる料金は1時間10ドル程度で保険やガソリン代も含まれています。日本のレンタカーやカーシェアリングよりも自由度が高く、利用しやすいようです。車社会と言われているアメリカでも都市部では駐車場代の維持費がかかり、自動車を所有できない人も増えています。また、排気ガスによる環境の悪化も軽減できることから、所有することよりも共有することに価値を感じている人が多く、年々利用者が増えています。

インターネットとスマホの普及

シェアリングエコノミーが増えてきた背景として、インターネット、特にスマートフォンの普及が挙げられます。今まで管理が難しかった位置情報の把握が簡単にできるようになったことで、モノやサービスとそれを必要としている人を簡単に結びつけることができるようになりました。またやり取りが煩雑な対価のやりとりもインターネットの決済が普及することによって簡単になりました。さらにソーシャルメディア(SNS)を通じて、サービスの評価や紹介が行われ、多くの人の目に触れる仕組みがあります。インターネットがプラットフォームとなり、交換や共有によって成り立つシェアリングエコノミーという新しい経済の仕組みが生まれたのではないでしょうか。

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買い物代行や空間のシェアも

海外のZipcarや日本のカーシェアリングのように企業が運営するサービスの他にも個人間で交換や共有を行うシステムも次々と生まれています。個人が所有する自動車、二輪車、自転車や船などの移動手段や、家庭用品、スポーツグッズ等使用頻度が高くないものを必要としている人に提供します。所有している人は自分が使わないときは活用して欲しい、借りる人は所有したくないけど一時的に必要というニーズが合致し、対価として金銭が生じます。モノだけではなく、空き時間を使って買い物や日曜大工の手伝いやペットを預かる、食事を作ること等を請け負うことも個人間でやりとりされています。

おもなシェアリングエコノミーサービス

サービス名 内容
Airbnb 部屋を提供する人と泊まりたい人を結びつけるサービス。旅先で現地の人の家に安価で泊まることができるため世界中で大人気
DogVacay 旅行にペットを連れていけない時に預けたい人と預かりたい人をマッチングするサービス。
Lyft スマートフォンのアプリを通じて、自動車を持つドライバーと乗客を結びつけるサービス。対象自動車のバンパー付近に大きなピンクのひげがついています。
Feastly 食事を作りたい人と食べたい人をつなぐサービスです。作りたい人は時間と場所、料理を登録します
Taskrabbit 掃除や買い物などの用事を代行を頼みたい人とその用事を受けてくれる人を結びつけるサービスです。

これらの多くはスマートフォンで登録から決済まで簡単に行うことができます。利用者は利用料金を支払い、サービスを提供する側は利用料金を受け取り、システムを運営する会社はサービスを提供する登録者から手数料を受け取ることで収益を得ています。またこれらのサービスの多くは、利用者による登録者の評価が公開されています。利用者は評価をみてお願いするか判断ができるので安心して利用できる仕組みです。

追いつかない法整備

海外では急速な広がりをみせるシェアリングエコノミーも日本では様々な規制が壁になって出遅れているといわれています。タクシー業や宿泊業等は認可や登録制度があり、個人が参入することは違法です。しかし、一部では無許可での営業が広がっている実態もあります。安全に利用できるようになるためにも法整備を整えていかなくてはならないでしょう。そんな中、東京都大田区では、部屋を旅行者に貸し出す「民泊」を特区の特例として解禁することになりました。この動きは今後広がっていくのでしょうか。 シェアリングエコノミーは今までつながることのなかった人と人がつながることで、新しい価値観や満足感が生まれる素晴らしい面があります。普通の人々が他の普通の人々にサービスを提供する社会が近づいてきています。今後社会はどのように変化していくのか楽しみですね。

※本記事は2015年11月現在の情報をもとに作成しています。


 

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