イラスト:いしやまとくち
金利のちがいの分かるイラストレーターになりたい!
こんにちは。Money Motto!イラストレーターのいしやま(@tokuchi_ishiyam)です!
銀行に預金をすると、ほんのわずかだけど金利(利子)が付くよね。その金利には2つの種類があるって知ってた?単利(たんり)と複利(ふくり)と言って、金利の付き方が違うんだ。この違いを知っておくと、金融商品を選ぶときに役に立つよ!
・単利とは
単利は、初めの元本にだけに金利が付くしくみだよ。たとえば元本100万円を単利1%で20年間運用すると、お金はこんなふうに増えていくんだ。
期間 | 元利合計 | 金利 |
1年後 | 101万円 | 10,000円 |
2年後 | 102万円 | 10,000円 |
3年後 | 103万円 | 10,000円 |
5年後 | 105万円 | 10,000円 |
10年後 | 110万円 | 10,000円 |
20年後 | 120万円 | 10,000円 |
金利は元本の100万円だけに付くから、毎年1万円の金利がもらえることになるね。
・複利とは
複利は、元本+金利に金利が付くしくみだよ。たとえば元本100万円を複利1%で20年間運用すると、お金はこんなふうに増えていくんだ。
期間 | 元利合計 | 金利 |
1年後 | 101万円 | 10,000円 |
2年後 | 102.01万円 | 10,100円 |
3年後 | 103.0301万円 | 10,201円 |
5年後 | 105.101万円 | 10,406円 |
10年後 | 110.4622万円 | 10,937円 |
20年後 | 122.019万円 | 12,081円 |
金利分が元本に組み込まれ、そこに金利が付くから、単利のときよりもお金が増えているね。運用期間が長く、金利が高くなるほど、単利と複利の運用差が大きくなるんだよ。
単利型商品と複利型商品
ふだんよく目にする金融商品も、単利型と複利型に分けられるんだ
・預金
普通預金は複利だけど、定期預金は単利型と複利型があるよ。定期預金の利率が同じでも、金利の付きかたが違ってたりするからチェックしておこう。でも、いまの日本は超低金利だから、預金で複利の効果を実感するのはむずかしいね。
・国債
個人向け国債、新窓販国債は単利型。半年に1回(年2回)利子を受け取ることができるよ。
・外債
アメリカ、オーストラリアなどの外債は、複利で取引されているんだ。一般的な国債は単利、外債は複利計算だから、単純に利回りだけを比較してはダメだよ。外債の購入は証券会社でできるよ。
・外貨建て保険
外貨建て保険は、アメリカ、オーストラリアなどの外債で運用している商品なんだ。複利効果で、運用期間が長くなるほど(外貨での)解約返戻金額が大きくなるよ。
・投資信託
毎月分配型の投資信託(分配金受取型)は、分配金を取り崩しているから、単利型の運用といえるね。分配金を出さないタイプの投資信託は、運用益が元本に組み込まれるから、複利型の商品だよ。マネー誌やマネーサイトなんかで、「毎月分配型の投資信託はダメ!」ってさかんに言ってるのは、複利効果がなくなってしまうからなんだ。
これから外貨建て保険や投資信託を始めようと思ってるみんな!単利と複利の違い、しっかりおぼえとこうね。
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