こんにちは!マネーモット編集部のさとめぐです。
本日は「さとめぐの大人計画シリーズ」として私の経済的な自立と成長を実録としてお届けするシリーズ第3弾です!
前回のシリーズ第2弾で保険の見直しをした際に、FP(ファイナンシャルプランナー)さんから資産運用についても色々と教えていただきました。
資産運用には興味はあるけど、詳しいことはわからないし、始め方もわからずどこから手を付ければいいのかと立ち止まっている方が多いのではないでしょうか。
私自身が資産運用で疑問に思っていたことやFPさんがオススメする資産運用など教えていただいたので、それをまとめてみました。
資産運用ってなに?
まずそもそも資産運用とは何でしょうか。
簡単に言うと、自分の手持ち資産をふやしていくことです。
資産運用は大きくふたつの種類に分かれます。
- 貯めることを目的とする「貯蓄」
- ふやすことを目的とする「投資」
「貯蓄」は主として銀行口座にお金を貯めていくことです。
「投資」はいろいろな運用方法があり、主に「株式」「債券」「投資信託」が挙げられます。3つそれぞれどのようなものなのか簡単に説明すると、下記のようになります。
- 株式:企業が事業資金を集めるために発行する証明書のことです。「株式」を購入した「株主」は企業に出資する対価として配当金や株主優待を受け取ることができます。
- 債券:国や会社に貸した借金の証明書のことです。国や企業が発行している債券を購入し満期まで保有していれば、額面金額と決められた利息を受け取ることができます。
- 投資信託:資産運用の専門家(ファンドマネージャー)が投資家から預かったお金を運用する金融商品です。
資産運用のメリット・デメリットは?
各種の資産運用のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット | ||
---|---|---|---|
貯蓄 | 預金 |
|
利率が低い |
投資 | 株式 |
|
|
債券 |
|
|
|
投資信託 |
|
|
元本割れとは、金融商品の価値が下がってしまい、投資をするために支払った金額よりも下回ってしまうことを言います。
投資全般に言えることですが、投資を始める上で必ずリスクが伴うものだと念頭に置いておくことは重要です。
初心者にオススメの資産運用は?
資産運用は種類が多く、なにから始めればいいのかわからないと感じている方も多いのではないでしょうか。
そこでFPさんに初心者の人にオススメの資産運用は何か聞いてみたところ、「つみたてNISA」と「iDeCo」が出てきました。
このふたつが初心者の人にオススメな理由が4つあります。
1つ目は少額で始められる点です。
つみたてNISAは月額100円でも始められる商品もあったり、iDeCoの掛け金の下限は月額5,000円と他の資産運用に比べると少額で始められることができます。
2つ目は、運用はプロがやってくれる点です。
つみたてNISAは投資信託にあたり、iDeCoは商品によっては投資信託のものもあります。
投資信託は自分で運用する必要はなく、資産運用のプロが自分の代わりに運用してくれます。
3つ目は節税ができるという点です。
つみたてNISAもiDeCoも、国が国民の長期的な資産形成を後押しする目的で、投資を始めやすくするために作った制度なので、税制優遇があります。
つみたてNISAは投資から得た運用益が非課税対象となり、iDeCoは運用益と掛金の全額が非課税対象となります。
4つ目は分散投資ができるという点です。
分散投資とは、投資先や購入する時期や地域・通貨を分散させることで、景気に左右されるリスクを抑えて安定した運用をするというものです。
つみたてNISAもiDeCoも選ぶ商品によって分散投資ができます。
このふたつは最近いろいろなところで話題に上がっており、皆さんの中にも耳にしたことのある方が多いのではないでしょうか?
つみたてNISAもiDeCoも国内外の株式や債券などさまざまな投資先があり、その中から選ぶことができます。
ここから「つみたてNISA」「iDeCo」がそれぞれどのようなものなのか説明していこうと思います。
つみたてNISA | iDeCo | |
---|---|---|
対象年齢 | 20歳以上 | 20歳以上60歳未満 |
資金を引き出すタイミング | 自分の好きなタイミングで引き出せる | 60歳まで引き出せない |
下限積立金額 | 月額100円(商品によって異なる) | 月額5,000円 |
口座開設手数料 | 無し | 口座開設時と毎月の管理手数料がかかる |
つみたてNISAとは
つみたてNISAとは少額投資非課税制度のことを言います。
自分で毎月の投資金額を決めて、その金額が自動で引き落とされて投資をしていきます。
つみたてNISAの大きなポイントは下記の2つです。
- 運用益が年間40万、最長で20年間非課税の対象となる
- 自分の好きなタイミングで資産を換金することができる
つみたてNISAは日本に住んでいる20歳以上の人であれば始めることができます。
運用開始年齢の上限はありません。
つみたてNISAを始めるにはまず金融機関で口座開設が必要です。
つみたてNISAはすべての金融機関から1人1口座のみ開設することが可能です。
そのため、どの金融機関を選ぶのかが大事になってきます。
金融機関を選ぶポイントとしては、商品の取扱数やサービス内容をみて自分に合ったものを選ぶのがいいでしょう。
また、ネットで簡単に口座開設ができる商品もあるのでそこもポイントにするのもいいかもしれません。
金融機関を選び口座開設が出来たら、商品を選びます。
商品の選び方のポイントは、最低積立金額、運用方法など様々な項目があります。商品によっては最低積立金額が毎月100円の商品もあります。
iDecoとは
iDecoとは個人型確定拠出年金のことを言います。
つみたてNISAと同様に、自分で毎月5,000円以上の投資金額を決めて積み立てていきます。
iDeCoの大きなポイントは2つあります。
- 運用益と掛金の全額が非課税対象となる
- 60歳まで資金を引き出すことができない
つみたてNISAが自由に資金を引き出せるのと比べるとデメリットと感じる方もいるかもしれませんが、60歳まで引き出せないからこそ、老後資金を確実に貯めることができます。
ただし、60歳の時点でお金を受け取るには、60歳になった時点で通算加入期間が10年以上必要になります。
iDeCoは、日本に住んでいる20歳以上60歳未満であれば始めることができます。
iDeCoを始めるにはつみたてNISA同様口座開設が必要です。
iDeCoはつみたてNISAと違い口座開設の際にかかる初期費用と毎月発生する管理手数料があります。この費用は金融機関によって値段が違うので、手数料の金額を商品選びのポイントにするのも重要です。
iDeCoは元本確保型と元本変動型の2種類があります。
1つ目の元本確保型は、元本が保証されており満期まで保有すれば元本割れはありません。具体的な商品は「定期預金」や「保険」があります。
2つ目の元本変動型は、元本が変動するもので元本の保証はなく運用がうまくいかなかったら元本割れになってしまうことがあります。具体的な商品は「投資信託」があります。
どちらが自分に合っているか見極めるポイント
つみたてNISAとiDeCoをダブルで運用することも可能です。
どちらかを優先して始めたい場合は、お金を引き出したいタイミングで決めるという方法があります。
つみたてNISAとiDeCoの違いを簡単に説明すると、つみたてNISAは自由に資金を引き出せて、iDeCoは原則60歳になるまで資金を引き出せないという点です。
中期的な貯蓄、例えば将来のお子さまの教育費や夢のマイホームのためであればつみたてNISA、老後のお金のための資産運用であればiDecoという考え方で選んでみるといいのではないでしょうか。
資産運用をする時の注意点
資産運用を始める上で大事なことは、資産運用はすぐにお金が増えることはなく、時間をかけて増やしていくものだということです。
資産運用を始めてから、月の支払いが苦しくなったりしてやめたいとなった時、掛金の減額や支払いの一時停止をすることも可能です。
運用方法や商品によって減額のルールや手続き方法が異なるので、詳細は各商品の取扱金融機関に問い合わせる必要があります。
資産運用は長期運用だということを念頭において、無理のない金額から始めることがポイントです。
まとめ
私は今20代で、資産運用はもう少し先でもいいかなと思っていましたが、FPさんのお話を聞いて、資産運用は始められるならなるべく早く始めた方がいいなと感じました。
今の給料と10年後の給料だと、10年後の方が給料は増えていると思うので、その分投資に回せる金額は高くなります。
しかし、今から始められる範囲の金額から初めて期間を長くとった方がトータルで見た時の投資金額はそんなに変わらなかったり、むしろ多くなる可能性もあります。
私はまず将来の結婚や出産をするかもしれないと考え、中期的な貯蓄がしたいのでつみたてNISAを始めることにしました。
また、10年後お金に余裕が出来てまた別の資産運用を始めてダブルで運用するということもできるので、まずは少額でも始めてみようと思います!
※本記事は、投資の勧誘や推奨を目的とするものではありません。
※本記事は2021年4月現在の情報をもとに作成しています。
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