最新のロボ・アドバイザー比較と、おすすめポイント一覧

ロボ・アドバイザーのイメージ

2017年2月27日更新

ロボ・アドバイザー市場は活況なようで、記事の投稿以降も、さまざまなサービスがリリースされました。
そのうち投資一任型のロボ・アドバイザー情報について、加筆修正しました。


ロボ・アドバイザーとは?

最近、話題になっている言葉に”FinTech(フィンテック)”というものがあります。

カンタンに言ってしまうと、「金融とITを組み合わせました」ということなのですが、気になる人はこちらの記事 “ここらで世界一わかりやすく「FinTechとは何か」を説明しよう” に実に素晴らしくまとめられていますので、参考に見てみてください。

ロボ・アドバイザーもFinTechのひとつで、投資の支援がその役割となります。
現在、日本のロボ・アドバイザーには2つの形態があり、ひとつは投資一任型、もうひとつは投資アドバイス型になります。

前者は、いくつかの質問に答えるとポートフォリオ(金融資産の組み合わせのこと)が提示され、それに納得した場合は運用までを自動的に行ってくれるもので、サービスを提供しているのはベンチャー企業が多いのが特徴です。

後者は、いくつかの質問に答えるとポートフォリオや金融商品が提示されますが、購入や運用は自分で行うもので、大手の金融機関がリリースしているものがほとんどです。

後者については本当の意味で”FinTech”とは言いがたいため、この記事では前者のサービスについて紹介します。

ロボ・アドバイザーの比較とおすすめポイント

2017年2月現在、日本でリリースされている投資一任型のロボ・アドバイザーは以下になります。

◎お金のデザイン 「THEO」

theoスキャン画像

THEO[テオ] by お金のデザイン https://theo.blue/

数あるロボ・アドバイザーの中でもいちばん有名なのは、おそらくこの「THEO(テオ)」ではないでしょうか。
提供しているのは2013年に設立された、株式会社お金のデザイン。

ポートフォリオは世界86の国・地域にわたっておよそ40種類のETF(上場している投資信託のこと)で構築され、資産クラスも、株式や債券のほか不動産やコモディティ(実物資産のこと)など、さまざまなものに分散して投資されています。

ニュースリリースによると、伊藤忠商事、丸井、ベネフィット・ワン、マネーフォワード、電通デジタル・ホールディングスなど名だたる大手企業から25億を超える資金の調達に成功しています。

無料診断の体験者がすでに10万人を超えていることからも、「とりあえず一番メジャーなところで始めてみたい」という人は、検討してみてはどうでしょうか。

ちなみに、Money Motto!編集部の新卒社員であるMくんも「THEO(テオ)」を利用しているそうです。
2016年5月に開始し、現在は利率9.30%程度で推移しているとのこと。
なかなか順調に運用できているようですね!

(追記)
お金のデザインは、ベネフィット・ワンと共同で個人型確定拠出年金(iDeCo)にも参入しました。
「MYDC」という新サービスです。

MYDCスキャン画像MYDC | MYDCでiDeCoをカンタンに https://mydc.life/

MYDCの最大の特徴としては、やはり現状で唯一の「iDeCoにおけるロボ・アドバイザー」だという点があげられるでしょう。
THEOによる運用をiDeCoで体験できるのは、ちょっと面白いですね。

登録も非常にカンタンで、公式動画によると、スマホで10分で終わらせることができます。
まだiDeCoを始めていない人には伝わりにくいかもしれませんが、これは本当に便利です!
iDeCoを始める最初の障壁は、登録書類の提出と言っても過言ではないので、これがネットでほぼ完結できるのは大きなアドバンテージになるでしょう。

月額手数料が少し高いところはネックですが、信託報酬も0.432%と低めですし、特に投資経験の少ない人にはオススメできそうな内容だと思います。
※他の運用機関からの乗り換えは、2017年4月以降の受け付け予定です

◎ウェルスナビ 「Wealth Navi」

ウェルスナビ画面WealthNavi(ウェルスナビ) – 世界水準の資産運用をあなたの手に https://www.wealthnavi.com/

「WealthNavi」を運営するのは株式会社ウェルスナビです。

このロボ・アドバイザーは、投資対象が米国上場ETF、自動積立投資が可能、自動税金最適化(デタックス:DeTAX)のような優れたサービスが備わっている、といった特長があります。

投資対象銘柄は現時点で7銘柄。
米国に上場されているすべてのETF銘柄の中からピックアップし、 銘柄の選定基準も公開しているとのこと。

また日本の3大メガバンク系列である、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルを株主にしているため、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行からそれぞれ入金が可能です。

ただし、最低投資金額が100万円からと高額な点がネックです。

(追記)
2017/1/31にSBI証券向けに「WealthNavi for SBI証券」をリリースしました。
こちらの最低投資金額は30万円からと、かなりハードルが下がりました。
上記のメリットと合わせて考えると、候補に入れても良いかもしれません。

◎エイト証券 「クロエ」

クロエスキャン画像

クロエ https://www.8securities.co.jp/

「クロエ」を提供するのはエイト証券株式会社。
投資対象は東京証券取引所に上場しているETFで、ポートフォリオの構成は50カ国、4,324の株式・債券からと、多岐にわたります。

クロエはなんと言っても、最低投資金額が1万円からと、手軽に始められるのがメリットです。
他のロボ・アドバイザーと違い、スマホ専用のサービスというのも特徴的です。
(口座開設はアプリをダウンロードして行うため、パソコンからは利用できません)

またこれも他とは異なるポイントですが、運用について質問をされることがありません。

一般のロボ・アドバイザーでは通常、いくつかの質問を行い、その回答結果に基いてポートフォリオが提案されます。
それに対してクロエは、運用の目標とスタイル(積極型、安定型、保守型)を決めることでポートフォリオの提案がなされます。

他のロボアドバイザーとは、ちょっと違った特徴を持つクロエ。
なにより「手軽さ」を重視する人には、オススメのサービスだと思います。

◎マネックス・セゾン・バンガード投資顧問 「マネラップ(MSV LIFE)」

マネラップ画像

マネラップ(MSV LIFE)https://info.monex.co.jp/lp/msvlife.html

「マネラップ(MSV LIFE)」は2016年9月に開始したサービスで、提供するのはマネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社です。
投資対象は国内外のETFで、口座開設はマネックス証券から行えます。

最大の特徴としては、現状のロボ・アドバイザーで唯一、積み立てだけでなく取り崩しにも対応している点です。
これは面白いですね。

「退職金を受け取ったけど、ほとんど金利がつかない普通預金には入れたくない」
「めんどうだから退職金の運用は全部任せてしまいたい」
といったリタイア世代は、このサービスが用意している「ためる」「たのしむ」「そなえる」の計画タイプのうち、「たのしむ」を利用してみてるのも良いでしょう。
また子どもが生まれた家庭などでは、学資保険に加入するかわりに、「ためる」計画タイプで積立運用するのもオススメです。

◎楽天証券 「楽ラップ」

楽ラップスキャン画像

楽ラップ:ロボ・アドバイザー | 楽天証券 https://wrap.rakuten-sec.co.jp/

大手ネット証券会社である楽天証券株式会社が提供するロボ・アドバイザーが、「楽ラップ」です。

ここまで紹介したロボ・アドバイザーと大きく異なるのは、投資の対象が「ETF」ではなく「投資信託」である点と、手数料が固定報酬型と成功報酬型のどちらかを選ぶことができる点です。

楽天証券は同じグループである楽天銀行や楽天カードと連携し、キャンペーンや楽天ポイントの付与などの仕組みを整えているので、楽天ユーザーにとっては第一選択となるでしょう。

楽天ユーザーは、投資経験のない若い層や主婦層が多いためロボ・アドバイザーのターゲット層ともマッチし、今後グンと伸びてくる可能性がありそうです。

◎大和証券 「ダイワファンドラップ オンライン」

ダイワスキャン画像

ダイワファンドラップ オンライン | http://www.daiwa.jp/products/fund_wrap/online/

大手証券会社である大和証券も、ロボ・アドバイザーサービスをリリースしました。

ダイワファンドラップ オンラインは、楽天証券と同じく投資信託を扱うロボ・アドバイザーになります。
「ライフプランニング」「資産運用プランニング」「リスク許容度診断」の 3 つの診断メニューを通し、最適な運用スタイルが提案されます。

利用費用は、手数料1.08%に投資信託の信託報酬(それぞれ0.2~0.3%程度)を加えたもので、最低投資金額は50万円からとなります。

どちらも他のロボ・アドバイザーと比較すると高めの設定です。
大手の安心感を求めたい人などは、利用を考えてもよいかもしれません。

◎松井証券 「投信工房」

投信工房スキャン画像

投信工房 | 松井証券 http://www.matsui.co.jp/toushin-koubou/

松井証券の「投信工房」も、投資信託のロボ・アドバイザーサービスとなります。
正確に言うとこちらは投資一任型のロボ・アドバイザーではないのですが、それに類似した面白いサービスだと思いますので、紹介しておきます。

投信工房はなんといっても利用が気軽で、なんと月々500円からの積立投資が可能になります。
目標のポートフォリオに合わせて最適な配分で積立をしてくれる、「リバランス積立」という機能もあるようです。

長年、投資信託を扱ってこなかった松井証券が満を持して投入してきたサービスで、個人投資家からの評価も上々のようです。
特に積立投資の初心者にとっては、最適な選択肢であるとの声も見受けられます。

ロボ・アドバイザーに期待したい役割

近年、ロボ・アドバイザーのサービスが注目されている理由に、投資需要の高まりがあると感じます。

現在日本では、マイナス金利の影響などで、定期預金や生命保険への加入では、資産を増やすことはできない状況にあります。
そんな中、投資信託などに目が向けられ始めるのは自然な流れでしょう。

しかしこれまで投資などに興味がなく、資産運用に不安感・不信感を持っている人も多いと思います。
そんな人たちにとって、資産運用を任せておけるロボ・アドバイザーは、ピッタリ当てはまる存在と認識されているのかもしれません。

お金のデザインが公開している資料によると、「THEO(テオ)」を利用している人の大半は20代~30代で、その中の90%もの人が投資未経験者、また最低投資額である10万円から始める人が39%とのことです。

この数値を見ても、投資なんて全くしたことがない若い世代が中心となっていることがわかります。

日本の若い人たちに投資を広めるという点において、ロボ・アドバイザーは今後大きな役割を担っていくような気がしています。
それも、FXやデイトレードといった「投機」と違い、ETFや投資信託のような「投資」に興味を持ってもらうキッカケとして、最適なツールかもしれません。

ただ、デメリットに感じる部分もあります。

たとえば、運用結果がどうあれ毎年1%程度の手数料を取られるのは、ラップ口座の1~3%に比べれば低いものの、やっぱりまだ高い印象です。
ロボ・アドバイザー先進国のアメリカでは、手数料はずっと低コストの0.2~0.3%で、手数料0%(!)のサービスもリリースが予定されていると聞きます。

しかしこの点についても、市場が拡大していけば、参入企業の増加によって手数料の引き下げも考えられていくでしょう。
期待感を持って見守っていきたいと思います。

投資のはじめの一歩は、ロボ・アドバイザーで

投資になんとなく怖いイメージを持ってしまっている人や、全く興味がないという人が、まだまだ日本にはたくさんいます。
しかしこれからの時代、資産を自分の判断で運用していくのは、ほぼ「必須」と言える状況です。

そのような中、投資における「はじめの一歩」として、ロボ・アドバイザーは推奨できるサービスだと言えます。
この記事を読んで興味を持った人は、ぜひそれぞれのWEBサイトをのぞいてみて欲しいと思います。
(あべし)

※本記事は2017年2月現在の情報をもとに作成しています
※本記事は、上記の各証券会社への口座開設および投資運用サービスついて、勧誘や推奨を目的とするものではありません


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