インフルエンザの予防接種はもう受けた?費用相場と知っておきたい制度!

 

すでに猛威を振るうインフルエンザ!

こんにちは。Money Motto!編集部のもっちです。

みなさんは、インフルエンザの予防接種はもう受けましたか?厚生労働省によると、第40週(9月30日~10月6日)だけでも全国で4,889人がインフルエンザにかかっており、定点あたりの患者報告数が28都道府県で前週よりも増加していることがわかっています。

すでに、沖縄では「県内の定点あたりの患者報告数」が週で30人を超える「警報レベル」に達しており、全国で学級閉鎖や休校になる施設も増え続けています。専門家や医療関係者からは予防接種による対策が促されていますが、消費増税による影響で料金が定まっていない病院等もあり、費用の問題で足踏みをしている方もいるのではないでしょうか。

インフルエンザの予防接種は基本的には自己負担であるため、費用は気になるところですよね。そこで今回は、インフルエンザ予防接種の費用についてまとめました。

インフルエンザ予防接種の費用と相場(全国平均)

国内最大級の治験モニター情報サイト「生活向上Web」の調査によると、価格を公表している医療機関3135施設のインフルエンザ予防接種(成人1回目)費用は、全国平均で3,631円だったことがわかっています。(2019年9月30日現在)

都道府県 平均価格 都道府県 平均価格
北海道 3,321円 滋賀 3,555円
青森 3,543円 大阪 3,521円
秋田 3,481円 奈良 3,528円
岩手 3,906円 和歌山 3,496円
山形 3,438円 京都 3,576円
宮城 3,649円 兵庫 3,621円
福島 3,769円 鳥取 3,521円
栃木 3,805円 島根 3,558円
茨城 3,768円 岡山 3,567円
群馬 3,771円 広島 3,460円
埼玉 3,797円 山口 3,483円
東京 3,729円 香川 3,410円
神奈川 3,649円 徳島 3,586円
千葉 3,642円 愛媛 3,486円
山梨 3,387円 高知 3,382円
静岡 3,726円 福岡 3,807円
長野 3,511円 大分 3,643円
新潟 3,692円 佐賀 3,429円
富山 3,529円 熊本 3,679円
石川 3,605円 宮崎 3,218円
福井 3,661円 長崎 3,715円
岐阜 3,596円 鹿児島 3,439円
愛知 3,521円 沖縄 3,514円
三重 3,605円    

同調査では、10月1日からの消費増税の影響により、昨年よりも価格を上乗せする医療機関が多く見られたことに加え、周辺の価格状況などを見て「様子見」する医療機関も多いとのことでした。

インフルエンザワクチンの予防接種(任意)は診療や治療前の「予防」であり、健康保険などが適用されない「自由診療」となるため、課税対象となります。消費税がプラスされるため、増税による価格の上乗せは仕方のないことなのかもしれませんね。いつも利用している医療機関でも値上がりしている可能性があるので、一度確認しておくとよいでしょう。

インフルエンザ予防接種には補助金制度があるって本当?

インフルエンザに限らず、予防接種には、法律に基づいて市町村が主体となって実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」に分けられます。(予防接種法)

任意接種は自己負担となりますが、定期接種に関しては公費(一部自己負担)とされ、市区町村が実施する予防接種の種類や内容に応じて補助金制度があります。

インフルエンザワクチンの予防接種は「任意接種」に分類されますが、下記に該当する高齢者には「定期接種」とされ、費用の一部が補助されます。

  • 65歳以上の方
  • 60~64歳で、心臓や臓器、呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方
  • 60~64歳で、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

上記は厚生労働省の定めた規定ですが、市区町村などの自治体によっては子どもを対象とした予防接種に関しても、補助金を出しているところがあります。

多くは生後6ヶ月~小学生の子どもを対象としており、市区町村の自治体によっては2回とも接種費用が無料になるところもあります。(以下、一部抜粋)

都道府県 市区町村 対象年齢 補助金
東京都 中野区 生後6ヶ月~小学校に入学するまで 1,000円/1回
  渋谷区 1歳~12歳
13歳~中学3年生
無料/2回
無料/1回
千葉県 我孫子市 生後6ヵ月~小学校6年生まで 1,500円/1回
  浦安市 13歳未満(2回)
13歳~18歳以下(1回)
2,000円/1回

また、中・高校生まで補助金を出してくれるところもありますが、どのくらいの補助金が出るかは各自治体によって異なるため、お住まいの市区町村で確認してみましょう。基本的に、補助金は1,000~2,000円前後のところが多く、かかる費用の目安としては1,000~2,500円くらいが一般的のようです。

流行前に対策を!インフルエンザの予防接種は早めが吉?

インフルエンザウィルスへの対策は、手洗いうがいやマスクをするなどの普段の生活で気を配ることも有効ですが、予防接種がもっとも有効とされています。

国立感染研究所によると、季節性インフルエンザの流行シーズンは毎年12下旬~3月上旬が中心で、インフルエンザワクチンの予防接種は12月上旬までに済ませることを推奨しています。ワクチンの効果は5ヶ月間持続するとされているため、少し早めに接種しておくと流行シーズンには対応できそうですね。

また、インフルエンザのワクチンは、個人差はあるものの、接種からワクチンの効果が出るまで2週間ほどかかるとされています。特に13歳未満の子どもには1~4週間の間隔をおいて2回接種することが推奨されているため、予約等、早めの準備をしておいた方がよいかもしれません。

費用の面で悩まれている方やなるべく安く済ませたい方は、お住まいの自治体で補助金が出るかの確認や、安い病院等を探して流行し始める前に予約をしておくなど、早めの行動を心がけておきましょう。

【参考】

※本記事は2019年10月16日現在の情報をもとに作成しています。


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