緊急事態宣言で家にいる時間が増え、皆さんそれぞれ工夫をしながらおうち時間を過ごしたのではないでしょうか。
昔読んでいた漫画を引っ張り出してみたり、新しい漫画を読んでみたり、動画配信サービスでさまざま映画やドラマを見たり、手のこんだ料理を作ったり、DIYに挑戦してみたり・・・。
新しい趣味ができたという方が多いと思います!
私は某アイドルを好きになりました!
彼らの活動を応援する上で感じたのは、新型コロナウイルスの影響で立て続けにコンサートが中止になったり、活動の場が制限され、所属事務所やアイドルの収入が減ってしまっているのではないかということです。
ファンは今までのように思う存分アイドルを応援することが難しくなっていて、それでも応援しているアイドルには常に頑張って欲しいし、いろいろなところで活躍してほしい。
私たちファンにできることはないのかと考えている人もいるのではないでしょうか。
今この状況でファンがアイドルの収入を増やすのに効果的なのは「CDを購入する」ということが挙げられます。
ここでは、その理由と、CD購入からアイドルにどのくらいのお金が入るのかをお伝えします。
アイドルの収入源って?
そもそもアイドルの収入源は何か、皆さんはご存じでしょうか。
大きい収入源を上げるとすれば
- コンサート(グッズを含む)
- テレビや映画、CMの出演料
- CD
この3つがあります。
でも今はリアルでのコンサートの開催が難しい状況。
出演料に関しては、所属事務所とアイドル間で一定の対価を決められていることが一般的なため、ファンがお金を出すことはありません。
でもCDは印税や著作権使用料がアイドルの収入となるため、みんなが買わないとアイドルにお金が入らない!
そして、コロナ禍でもCDを買うことはできる!
だから、いまアイドルを応援するのに効果的な手段が「CD購入」といえるのです。
では私たちファンがCDを買ったら、アイドルにはどのくらいのお金が入るのでしょうか。
実際に調べてみました。
CDの売り上げの内訳ってどうなっているの?
CD1枚の売り上げはどの割合で誰に入るのかを調べたところ、下の表のような割合だということが分かりました。
流通 | 45% | |
レーベル |
製造費 |
32~36% |
著作権使用料 | 音楽出版社 作詞家 作曲家 |
6% |
原盤印税 | 原盤制作者 | 12~16% |
アーティスト分 | 1% |
一般社団法人 日本音楽制作者連盟発行 音楽主義「著作権のお金の流れ」をもとに作成
アイドルに入る割合はCDの単価を100%としたうちの1%です。
ただ、パフォーマンスだけでなく作詞作曲をしているアイドルであれば、著作権使用料も合わせて入ってくることになります。
シングルCDを30万枚売り上げたらアイドルに入るお金は540万円
CDの売上枚数が30万枚以上なら、オリコンシングルランキングで1位を取ることができるといいます。
そこで、シングルCDを30万枚売り上げたと仮定して、アイドルの収益となる金額を出してみます。
シングルCD1枚の値段を1,800円としてCDを30万枚売り上げたとすると、
1,800×300,000=540,000,000円
5億4,000万円の売り上げになりました。
この売上金額を先ほど挙げた分配割合に当てはめると、
(1,800×0.01)×300,000=5,400,000円
540万円がアイドルに入るお金ということになります。
CD販売で得るアイドルの収入は少ない?多い?
ソロなのかグループなのかによっても変わってきますが、1,800円のCDを30万枚売り上げたらアイドルには540万円のお金が入ることが分かりました。
540万円という金額を聞くと大きい額のように思いますが、歌って踊ってパフォーマンスしている当人の割合が1%と思うと「少ないのでは?」と私は思いました。
皆さんはこの数字を見てどのように思いましたか?
CD購入がアイドルにもたらすメリットはお金だけじゃない!
ここまでCDの売上がどのくらいアイドルに還元されるのかをお話してきましたが、CDがたくさん売れた時のメリットはアイドルに少しでもたくさんのお金が入ることだけではないと私は考えます。
CDがたくさん売れたことで話題となり、ニュース番組に取り上げられたり、ネットニュースになったりして、認知向上のチャンスになるといえるのではないでしょうか。
ただ、「ファンは絶対にCDを買わないといけない」というわけではないですよね。たくさんのCDを買うことが重要だという決まりはありません。
ストリーミングの音楽配信サービスでたくさん曲を聴いている人も、YouTubeでミュージックビデオやいろんなコンテンツの動画を見たりする人もファンであると言えますし、重要な応援方法の一つだと思います。
今まで以上にCDをたくさん買って、アイドルにたくさん還元したいなとも思いましたが、私はこれからも自分の好きなように、自分のペースで楽しんで応援していこうと思います。
今回はCDをメインとしてみましたが、先ほど少し話題に挙げたストリーミングの音楽配信サービスもCDと同じように配分割合があるらしいです。
気になった方はぜひ調べてみてください!
※本記事は2021年1月現在の情報をもとに作成しています。
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