こんにちは!Money Motto!編集部のミレです。
新年度が始まってそろそろ3か月が経過します。例年ですと、新しく出会った気になる相手を誘ってデートをするという方もいらっしゃる時期ですが、新型コロナウイルス禍にあっては、まだまだ外出を控える傾向にあります。
好きな人ができると自然と交際費も多くなるもの。皆さんは、デート費用をお相手の方とどのように負担し合っていますか?
男女交際の話題につきものな「おごる・おごられる」問題。
今後ワクチン接種が進み自由に外出できるようになった際は楽しくデートができるように、デート費用に関する実態を調べたところ、”男性が全額おごる”というスタイルを実は望んでいない女性が多いということが分かりました。
そこで今回は、デート費用の実態と本音に関する調査から、男女平等が進む現代でお互いが納得のいくデート費用の分担はいくらなのか、考えてみました!
9割の男性がデート費用を女性よりも多く支払っている!
まず、デート費用分担の実情を見てみましょう。
下のグラフは、男性にデート(食事)費用の支払いについて聞いた調査結果です。
LINE Pay株式会社「割り勘に関する意識調査」(2018年)
「全額支払う」「自分が『割り勘』金額より多めに支払う」を合わせると、女性よりも多く支払う男性が9割もいることが分かりました。
女性は割り勘を望んでいるって本当!?
次に、この現状への女性側の本音を見てみましょう。
女性は本当に「男性にデート費用を多く負担してもらいたい」と思っているのでしょうか。
下のグラフは「デート費用は男性が払うのは当然だと思う」か、男女別に聞いた調査結果です。
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ、ブライダル総研「恋愛・結婚調査2017」(20代~40代未婚者/年代別/あてはまる・ややあてはまる 計)
すべての年代で、「男性が支払うのが当然」と思っている人は3割以下となりました。
中でもその意識が強いのは男性で、特に40代男性でその傾向が強いようです。
7割以上の人が「男性が支払うのが当然」と思っていないということは、女性より多く支払うことに不満を感じている男性もいるのではないでしょうか。
では女性は、男性に比べて多く支払っても良いのか、少なめが良いのか、割り勘が良いのか、どれを希望しているのでしょうか。
下のグラフを見ると、デート費用を「割り勘でも良い」と考える女性が70%近くもいることが分かります。
LINE Pay株式会社「割り勘に関する意識調査」(2018年)
デート費用を「男性と同額」支払う意思のある女性は多いようです。
デートで男性が多く支払う習慣のあるカップルは、女性が本当はどのような支払いを希望しているのか一度話し合ってみてもいいかもしれないですね!
デート費用を割り勘にした場合 お互い納得のいく理想の負担額は?
それでは女性が割り勘を希望している場合、公平なデート費用の負担額はいくらになるのでしょうか。
日本の平均初婚年齢(夫31.1歳、妻29.4歳)※を参考に、社会人が結婚前にデートをする場合を想定して25~29歳世代に対象を絞り、男女の年収に応じた理想の金額を算出してみました(同年代カップルの場合)。
※厚生労働省「平均初婚年齢」
25~29歳カップルの1回あたりデート費用
社会人が1回のデートで支払う金額は男女別で下記のような調査結果が出ています。
男性の方が女性の約2倍も支払っていることがわかりますね。
【男性】平均金額:8,233円
【女性】平均金額:3,949円
【合計】12,182円
株式会社マイナビ 学生の窓口フレッシャーズ調べ「社会人のデート代はいくら?」より
この金額が妥当なのか、男女の年収をもとに考えてみましょう。
25~29歳の平均年収は下記の通りです。
【男性】404万
【女性】326万
【差額】78万
国税庁「民間給与実態統計調査」
男性の年収は女性の約1.2倍のため、1回あたりのデート費用も同様に女性より1.2倍の負担とすると、男性は6,645円、女性は5,537円となりました。
「男女別の1回のデート費用」と比べると、男性は今より1,588円少なく、女性は今より1,588円多く負担した方が理想的だといえます。偶然にも男女の負担増減が同額になりました。
ちなみに上記の1回あたりの実際のデート費用をもとに男女年収に対する1回のデート費用の割合を計算すると、男性は年収の0.14%、女性は0.09%となりました。
この割合をご自身の年収に当てはめて算出した金額から、男性は少し支出を減らし、女性は少し多く支払うとお互いの負担感が少なくなるかもしれません。
まとめ
今回デート費用における男女の「おごる・おごられる問題」を見てきましたが、意外にも男性の方がおごる意識が強く、女性は割り勘でもいいという意識が強いことが判明しましたね。
下のグラフを見ても、恋人とは対等な立場でいたいと考えるのは女性の方が多いようです。これはデート費用においても同じことが言えるのではないでしょうか。
男性の皆さんは、「おごるべき」や「多く支払うべき」という固定観念を捨てて、女性に意志を聞いてみる等のコミュニケーションを取って支払い分担を決める時代なのかもしれません。
女性の皆さんも積極的に意思表示を示すことで男性の負担を軽減させることができ、良い関係性を築いていけるのではないでしょうか。
1日のデートでどの食事の費用を負担するか(昼やカフェ代は女性、夜は男性など)決めるなど、二人のなかで費用負担のルールを決めるのもいいかもしれませんね。
【恋人とは対等な立場・イーブンな関係でありたい】
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ、ブライダル総研「恋愛・結婚調査2017」(20代~40代未婚者/年代別/あてはまる・ややあてはまる 計)
とはいっても、各カップルでその事情は変わると思います。お互いに出し合う場合の負担割合の決め方の基準となるものを私なりに考えてみました。
- 年収差
- 年齢差
- 交際期間(関係性)
- お互いの価値観
これら以外にも判断基準はあるかもしれません。
新型コロナウイルスの感染拡大が収まり、自由に外出できるようになったあかつきには、ぜひカップルで話し合ってストレスフリーなデートをしてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021年6月現在の情報をもとに作成しています。
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