新型コロナウイルス感染症に対する生命保険会社の特別措置とは

こんにちは、Money Motto!編集部のいっしーです。さて、今回みなさんにお伝えしたいテーマは、新型コロナウイルス感染症(以下:新型コロナウイルス)と現在契約している生命保険の支払いについてです。

現在、厚生労働省では、新型コロナウイルスの陽性患者のうち軽症者に関しては自宅やホテルなどで隔離・療養するよう通達※1を出して、医療崩壊を防ごうと必死に闘っています。このような世の中の流れにおいて、一つの疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか?

普通は入院したら入院給付金を受け取れるけど、自宅療養やホテルの場合はどうなるの?お金はもらえるの?

そこで、2020年4月17日現在、生命保険会社が新型コロナウイルスへの対応として発表した、医療保険や生命保険の特別な取り扱いについてまとめたいと思います。ただ、商品や対応の詳細については、必ずご加入の保険会社に直接確認してくださいね。

※1参照:厚生労働省「「新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養マニュアル」の送付について」(PDF)

新型コロナウイルスに対する生命保険会社の対応

新型コロナウイルスに対する生命保険会社の対応として、今のところ、①医療保険に対する対応②死亡保険に対する対応の2つに大きく分けて実施しています。

医療保険に対する生命保険会社の対応

日本国内の大手生命保険会社は、今回の新型コロナウイルス感染症への対応として、いくつかの特別な措置を取ると発表していて、そのひとつが医療保険に対する対応です。そこで、数社を例に挙げて以下紹介したいと思います。
※ご紹介する保険会社以外で契約の場合、詳細などはご加入している保険会社にてご確認ください

第一生命保険
医療機関の事情により、入院が必要にもかかわらず、臨時施設(病院と同等とみなせる施設) または宿泊施設や自宅で療養し、医師の治療を受けている場合等も、医師の証明書等をご提出いただくことで入院給付金の対象となります。

詳しくは、第一生命のホームページでご確認ください。
https://www.dai-ichi-life.co.jp/information/pdf/index_038.pdf

明治安田生命保険
臨時施設等または自宅で療養した期間について、その期間に関する医師または医療機関の証明をもって入院給付金・入院治療給付金の対象とします。

詳しくは、明治安田生命のホームページでご確認ください。https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/topics/disaster7.html

メットライフ生命保険
疾病入院給付金は、疾病の治療を目的とした入院に対して支払いをしますので、検査により陽性と判定されたか否かにかかわらず、医師の指示で医療機関に入院された場合は、疾病入院給付金の支払い対象となります。
また、自宅療養や臨時施設等で医師の治療を受けた場合も、医師の証明書等の提出があれば入院給付金の対象とします。

詳しくは、メットライフ生命のホームページでご確認ください。https://www.metlife.co.jp/content/dam/metlifecom/jp/corp/pdf/about/press/2020/200403.pdf

アフラック
新型コロナウイルス感染症により入院が必要にもかかわらず、医療機関の事情で臨時施設、宿泊施設、自宅等にて医師の管理下で療養した場合、医師が証明した期間において入院給付金の対象とします。

詳しくは、アフラックのホームページでご確認ください。https://www.aflac.co.jp/news_pdf/2020040801.pdf

死亡保険に関する生命保険会社の対応

生命保険会社では、医療保険だけでなく死亡保険に対しても特別な措置を取りはじめています。以下、代表的な保険会社を例に紹介したいと思います。
※ご紹介する保険会社以外で契約の場合、詳細などはご加入している保険会社にてご確認ください

日本生命保険
災害死亡保険金、災害高度障害保険金について、新型コロナウイルス感染症を直接の原因として該当した場合、支払い対象とします。

詳しくは、日本生命のホームページでご確認ください。https://www.nissay.co.jp/news/2020/pdf/20200416.pdf

第一生命保険
新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた場合には、疾病による死亡保険金の支払いに加え、災害割増特約の災害割増保険金および傷害特約の災害保険金等についても支払い対象となります。

詳しくは、第一生命のホームページでご確認ください。
https://www.dai-ichi-life.co.jp/information/pdf/index_038.pdf

住友生命保険
災害による死亡等を保障する商品について、新型コロナウイルス感染症を災害死亡保険金等の支払対象とする等の改正を行います。

詳しくは、住友生命のホームページでご確認ください。https://www.sumitomolife.co.jp/coronavirus5.pdf

生命保険会社が実施するその他の特別措置について

国内生命保険会社各社は、入院給付金や災害割増保険金の支払いの対応だけでなく、その他にも今回の新型コロナウイルス感染症に対する特別措置を実施しています。例えば、以下のような特別な措置を現在確認することができます。

  1. 保険料の払込に関する期間の延長
  2. 保険金や給付金の迅速な支払いのための一時的な手続きの簡素化
  3. 保険契約の更新手続きに対する遡及対応
  4. 契約者貸付の利息免除 など

このように、保険料の支払いに猶予期間を持たせたり、保険金を少しでも早く受け取れるような工夫をするなど、各保険会社は契約者に対してサポート体制を整えはじめてきていることがわかります。また、緊急でお金が必要になったときに利用できる(商品や条件によっては利用できない場合があります)契約者貸付は、期間限定で利息を免除している生命保険会社もあります。

今後も新たな情報が更新される可能性がありますので、契約している保険会社の最新の情報を確認しておくといいでしょう。また、新規契約や見直しに関しては通常通りとなっていますので、ライフプランや商品について確認したいという人は、自宅でも安心して質問ができる保険相談を利用してはいかがでしょうか。

また、自分の保障金額を確認してみたいという人は、まずは「1分でできる保障額シミュレーション」をぜひお試しください。

【PR】1分でわかる!保険マンモスの「ネットで保険診断」

実際に契約している生命保険会社に確認してみよう

契約している生命保険会社がどのような特別措置を実施しているかは、生命保険会社のホームページを見ると確認できます。

一般社団法人生命保険協会のホームページでは、これまで紹介した内容をまとめて確認することもできますし、各保険会社へのリンクも記載されていますのでご確認ください。

一般社団法人生命保険協会「新型コロナウイルス感染症に関する特設ページ」

※本記事は2020年4月現在の情報をもとに作成しています。


あわせて読みたい記事「「人生100年時代」に向けて!生命保険の請求代行についてわかりやすく解説します


 

この記事が気に入ったら いいね♪

この記事が気に入ったら
いいね♪

MoneyMotto!の最新情報をお届けします

:この記事をシェア