つみたてNISAってどんな制度?

積立イメージ

2018年1月つみたてNISAスタート!

こんにちは。Money Motto!編集長のみやこです。

スタートから半年が経過した「つみたてNISA」。投資対象商品も少しずつ増えており、じわじわと普及しはじめているようです。

本日は、つみたてNISAのしくみを調べてみました。いままで一般NISAを利用していた人、今年からつみたてNISAを始める予定の人は要チェックです。

一般NISAと何が違う?

つみたてNISAは、長期にわたって安定した資産形成をおこなうための制度です。年間40万円までの積立投資について、利益や分配金が20年間にわたって非課税になります。非課税枠は最大で800万円です。投資できる商品が限られること定期的・継続的に商品を購入しなければならないことが大きな特徴です。

一般NISAとつみたてNISAの比較

  一般NISA つみたてNISA
口座開設できる人  満20歳以上の国内居住者
投資対象商品 株式・ETF・REIT・投信 投信・ETFのうち要件を満たす151本(投信:148本 ETF:3本)【2018年6月22日現在】
非課税枠 120万円/年 40万円/年
非課税期間 最長5年 最長20年
非課税対象 配当金・分配金・売却益 分配金・売却益
商品の購入方法 非課税枠に達するまで自由に購入できる あらかじめ定めた商品を定期継続購入する
商品購入可能期間 2014年~2023年 2018年~2037年
ロールオーバー できる できない
引き出し いつでも可

※非課税期間が終了したら、新たな非課税枠に商品を移すこと

どう使う?つみたてNISA

一般NISAとつみたてNISAは別の制度なので、同一年に併用することはできません。年単位で、一般NISA、つみたてNISAのどちらかの選択が必要です。

これまで一般NISAを利用してきた人にとって、制約の多いつみたてNISAは使いにくいと感じるかもしれません。いっぽう、これから投資をはじめたい人は、非課税期間が長く商品選びが簡単なつみたてNISAのほうが利用しやすいでしょう。

つみたてNISAに向いている人 一般NISAに向いている人
・投資資金が少ない
・長期間にわたってコツコツ投資を続けたい
・決められた中から商品を選びたい
・大きな利益は狙わない
・投資資金が多い
・投資対象を自分で選びたい
・個別株やREITをメインに投資したい
・安く買って高く売ることにより売買益を狙いたい

つみたてNISA Q&A

Money Motto!編集部にも、つみたてNISAに関する質問が寄せられます。問い合わせの多いものをまとめましたので、ぜひご参考に!

Q: これまで一般NISAを利用して投信の積立をしてきました。つみたてNISAに移せますか?
A: 一般NISAとつみたてNISAは別の制度なので、商品(全部または一部)を移すことはできません。

Q: 今年からつみたてNISAに変更する予定です。いままで一般NISA口座で購入した商品はどうなりますか?
A: 最長5年間は非課税で保有することができます。売却益も非課税です。

Q: 1年の途中で一般NISAからつみたてNISA(または、つみたてNISAから一般NISA)に変更できますか?
A: 非課税枠を利用していない場合は変更ができます。

Q: つみたてNISAでは、選べる商品が決まっているとききました。どこの金融機関でも同じ商品が買えますか?
A: つみたてNISAの取扱商品は、金融機関(証券会社・銀行・ゆうちょ銀行など)ごとに異なります。一般的に、ネット証券は取り扱う商品が多いようです。

Q: つみたてNISAは、毎月積立をしないといけませんか?
A: 購入頻度は、さまざまなパターンから選択することができます(金融機関によって異なります)。毎月積立のほか、毎日・毎週・隔月・3か月ごと・6か月ごとなどの設定があります。年2回まで指定月に買付金額を増やすこともできます。

Q: 毎月積立をする場合、いくらまで購入できますか?
A: 毎月同じ金額を積み立てる場合の上限額は、33,333円です(年間:399,996円)。また、1回あたりの購入上限額は、原則として「40万円 ÷ 1年あたりの購入回数」となります。

Q: 相場を見て不定期に投信を買うことはできますか?
A: つみたてNISAは、商品の購入頻度のパターンや購入限度額が決められています。自分の好きなタイミングで好きな金額を購入することはできません。

Q: つみたてNISAの非課税枠(40万円)を使いきれない場合は、次の年に繰り越すことができますか?
A: 非課税枠の繰り越しはできません。これは一般NISAの場合も同様です。

Q: お金がないので、積立をするのはむずかしそうです。
A: 金融機関によっては、100円、1,000円などの少額から積立ができます。つみたてNISAの金融機関を選択する際に、最低購入金額をチェックしましょう。

Q: 投資は初めてです。一般NISAとつみたてNISAではどちらが有利ですか?
A: 一般NISAとつみたてNISAは別の制度です。投資対象商品や非課税期間などに違いがあり、どちらが有利・不利といった比較は簡単ではありません。商品選びという観点であれば、つみたてNISAのほうがシンプルでわかりやすいため、初心者向きといえます。

(参考)金融庁 つみたてNISA対象商品届出一覧(対象資産別)【PDF】

※本記事は、証券会社への口座開設および投資の勧誘や推奨を目的とするものではありません。


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