エコバッグはレジ袋何枚分?レジ袋有料化はエコや節約になるのか

こんにちは。Money Motto!編集部のもっちです。

今年6月に開催された「大阪サミットG20」の主要テーマにもなっていた海洋プラスチック問題。海洋生物に悪影響を与えるだけでなく、人の健康にも影響を及ぼしかねないとして、国際社会が取り組むべき問題として注目されていますね。

日本でも、年間940万トンのプラスチックごみが廃棄されていることがわかっており(2016年度環境省調べ)、今回の大阪サミットG20を機に「レジ袋の有料化」が進められています。

以前からレジ袋の有料化を進めている企業もありますが、そもそもエコバッグがエコにつながるのか疑問に思う人もいます。エコバッグが実際にレジ袋の代わりとして効果があるのか、レジ袋何枚分のコストやエコ対策になるのか気になる人もいるでしょう。

そこで今回は、節約やエコの観点から、エコバッグがレジ袋何枚分になるのか調べてみました。

レジ袋何枚分になる?エコバッグとの比較!

皆さんはそもそも、レジ袋が日本でどれくらい使われているかご存知でしょうか。

経済産業省の報告書(平成19年度)によると、日本国内では年間305億枚のレジ袋が使用されており、国民一人当たりでは年間約300枚使っている計算になります。

簡単に言えば、毎回エコバッグを利用すれば300枚分のレジ袋を節約できることになりますね。

CO2の排出量はエコバッグ一つでレジ袋12枚分

スーパーやコンビニでもらえるレジ袋の原料は「ポリエチレン」がほとんどで、原価にすると0.2~0.3円と言われています。一方エコバッグは素材・大きさ・ロゴマークの有無など様々なので、原価で比較することは難しいですが、エネルギー的な観点から比較することができました。

私たちがいつも使用しているレジ袋は、熱処理などの製造過程と廃棄過程で約0.05kg-co2のCO2を排出しています。

一方、エコバッグも市場に出回っているほとんどが石油原料の化学繊維なので、同じく二酸化炭素を排出しています。その量は一つに付き0.6kgで、レジ袋12枚分にもなります。

一見、エコバッグの方が環境には良くないように思えますが、エコバッグは何年も使い続けられるものなので、仮に買い物で年間12回以上エコバッグを使えば、レジ袋を使い続けるよりも二酸化炭素削減に効果がある計算になります。

私は月に3回ほどスーパーで買い物をするので、レジ袋をもらわずエコバッグを使い続ければ、年間でレジ袋36枚分のCO2削減効果を期待できるかもしれません。

有料レジ袋をもらわなければいくら節約できる?(エコバッグはレジ袋の何枚分?)

レジ袋を有料化しているスーパーや企業は多いですが、平均の値段は3~5円程度でしょうか。仮にレジ袋の利用をエコバッグに変えたとしたら、国民の年間使用量で計算数すると年間900~1,500円分になりますね。

今やエコバッグは百円ショップなどでも手に入るので、100円のものならレジ袋33~20枚分です。エコバッグば何年も使えるので、仮に3年間使ったとしたら、3倍節約できることになるでしょう。

もともと持っているものを利用すれば、レジ袋をもらわない分だけ節約できます。

レジ袋からエコバッグに変える注意点!

エコバッグがレジ袋の何枚分かを計算すれば、エコバッグに変えた方が節約にもエコにも良いように思えますが、いくつか注意しておかなければいけないことがあります。

まず、エコバッグをいくつも購入しては全く意味がありません。

前述したように、エコバッグを製造する方が原料もコストもかかります。また、デザインやかわいさで高額なエコバッグを購入したり、何度も買い換えることで環境にもお財布にもよくないことがわかりますね。

本来「エコ」のためのエコバッグなので、レジ袋からエコバッグに変えたからといってそれ自体がエコにつながるのではなく、レジ袋を使わなくなることに意味があります。

レジ袋の使用を抑える、使い捨てをやめて再利用するといった、意識改革が必要なのです。

今回のように、一律でレジ袋を有料化することには賛否両論ありますが、いずれにしろ、私たちの生活や環境問題に対する意識を再認識させるよいきっかけになったのではないでしょうか。

レジ袋が有料化することで私たちの生活に負担となることもあるかもしれませんが、私たちの一つ一つの意識や行動を見直すことで、助けられる命があることや自分たちの生活を守ることにつながるということを忘れてはいけません。


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