親世代とは大違い!いまどきの大学入試

東京大学

Wiennat M / Shutterstock.com

明日からセンター試験!がんばれ受験生

こんにちは。Money Motto!編集長のみやこです。

明日から大学入試センター試験が始まります。今年度の志願者数は56万人を超え、前年よりも約4,000人増えています。センター試験を受ける受験生のみなさん、本番で実力を発揮できるようがんばってください!

だいぶ昔の話になりますが、みやこもセンター試験を受けた経験があります。当時はまだ、センター試験といえば国公立大学を志望する受験生のためのもので、参加する私立大学はごく少ない時代でした。受験生よりも親世代にネンレイが近くなり、「いまの大学入試ってこんなに変わってるんだ!」と驚くことが多々あります。

本日は、いまどきの大学入試について調べてみました。受験生だったころ、「昔とは事情が違うんだよ」と親に言っていたものですが、いまは逆に、そう言われる立場になってしまったようです。

いまどきの人気大学はどこ?

いまどきの大学入試事情を知るために、入学願書を買ってきました。慶應義塾大学と早稲田大学のものです。

入学願書

みやこ、私立文系だったので、大学受験といえばまずこの2校が思い浮かびます。しかし、この認識がすでにズレていると思われるデーターが…

2015年度私立大学志願者数

  大学名 志願者数
1 近畿大学 ※ 113,704
2 明治大学 ※ 105,687
3 早稲田大学 103,494
4 日本大学 ※ 94,283
5 法政大学 ※ 93,986
6 立命館大学 ※ 87,668
7 東洋大学 ※ 83,407
8 関西大学 ※ 82,941
9 中央大学 ※ 69,171
10 立教大学 66,351

大学通信のデータに基づき作成(※はネットで出願ができる大学)

志願者の多い大学といえば、関東は早稲田大学、関西は立命館大学だと思っていたのですが、2年連続で近畿大学が志願者数1位です。そして、関東の1位は6年連続で明治大学です。

近大マグロでも有名な近畿大学ですが、出願はネットのみ(どうしてもインターネット環境がない場合は、近畿大学入学センターに相談)という「エコ出願」を実施しています。入学願書を書くのはめんどうなうえ、キンチョウして記載ミスもしがちです。ネットで出願するほうが受験生の負担も少なくて済み、紙もムダになりません。こうした対応も人気ヨウインのひとつなのでしょう。

みやこが入学願書を買った大学、どちらもネット出願ができません…

大学受験っていくらかかる?

センター試験の検定料は、3教科以上を受験する場合、18,000円です。(2教科以下は12,000円)

国公立大学を受験する場合は、二次試験の検定料が1校あたり17,000円(一部例外あり)かかります。国公立大学は、最大3校まで受験することができるため、検定料だけで35,000円~69,000円かかることになります。ほとんどの国公立大学が、センター試験で5教科7科目以上をしています。

私立大学を一般入試で受験する場合はどうでしょうか。医学部などを除き、検定料35,000円の大学・学部が多いようです。5校受験すると175,000円ほどかかりますが、併願割引やweb出願割引をおこなっている大学も多くみられます。

遠方の大学を受験する場合には、交通費宿泊費が必要となります。受験校や入試日程によって負担額が変わりますので、注意しておきたいところです。国公立大学を受験する場合、センター試験の成績によって二次試験の出願に影響が出ることがあります。経済的な負担という面からみても、センター試験の成績は重要です。

ここに注目!いまどきの大学入試

入学願書を見ながらふと感じたことがあります。

みやこが受験生だったころと比較して、学費は値上がりしています。国立大学が20万円、慶應義塾大学、早稲田大学は30万円ぐらいでしょうか。

初年度の学費(入学金を含む)
国立大学 817,800円
慶應義塾大学(経済) 1,298,350円
早稲田大学(政経-経済) 1,319,500円

それに対して、検定料は変わらず、または試験方法によっては安くなっています。 18歳人口の大幅な減少にともない、各大学が受験生集めに苦労していることがうかがえます。

ほかにも、「これは便利になった」と思うことが多々あります。

・入試要項がわかりやすい

・多くの大学で地方受験や学部統一入試を実施している

・入学検定料をコンビニで支払うことができる

・1通の調査書で複数学部の受験ができる

・インターネットで合否を確認できる

・入試の成績を開示してくれる(別途、利用料が必要)

・入学辞退による学費等の返還に応じてくれる

特に、入学辞退者に学費等の返還をしてくれることは大きな変化です。 以前は、第一志望の大学(国公立大学であることが多い)の合否がわかる前に学費等の支払いを済ませなければならず、 数十万円単位の負担を強いられることがままありました。

2001年4月施行の消費者契約法および2006年11月の最高裁による判決(不当利得返還請求事件)がケイキとなり、大学に対して学費等の返還を求めることが可能になったのですが、学費負担者からすると、たいへんありがたい法律施行・判決です。

ニュースや受験情報サイトなどで、国公立大学志向が高まっているとか、安定志向の受験生が増えているという話題を目にします。 みやこが受験生だったころによくみられた記念受験も、最近ではぐっと減っているのかもしれません。 大学名や難易度がすべてではありませんが、「この大学に通いたい」とか「ここのキャンパスで勉強したい」という思いは 受験勉強のモチベーションを上げる重要な要素であると思われます。

大学入試は、一生のうちに何度も経験できるものではありません。受験生のみなさん、どうか悔いのない大学受験をしてください!

※本記事は2016年1月現在の情報をもとに作成しています。


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