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これでいいのか?平昌オリンピック!
どうも。押尾センパイです。
2月9日に開幕した平昌オリンピック。
これまでに、モーグル男子の原大智選手、ジャンプ女子の高梨沙羅選手が銅メダル、スピードスケート女子1,500メートルの高木美帆選手、スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手が銀メダルを獲得しました。
スポーツ大好き、イベント大好きの押尾、連日テレビにかじりついて応援をしています。
毎回、オリンピックは放映されるほとんどの競技を見ているのですが、今回の平昌オリンピックにはものすごい違和感をおぼえます。
それは、競技日程です。
「何でフィギュアスケートを午前中にやるの?」
「スキージャンプの日またぎ開催なんてありえないだろ?」
「コンディションが悪くて選手が大変そうだから昼になってやれよ!」
と、思わず画面に向かって文句を言いたくなる場面がたくさんあります。
開催地は韓国で、日本との時差はなし。
「リアルタイムでオリンピックの興奮を味わえる」と期待していたのに、見たい時間に競技がやってなかったりして、あんまりおもしろくありません。
それもそのはず!?
平昌オリンピックの一部の競技時間は、アメリカやヨーロッパのゴールデンタイムに合わせて日程を決めています。
そのため、アメリカで人気の高いフィギュアスケートやスノーボードは午前10時ごろ、ヨーロッパで人気のスピードスケートやジャンプ競技は夜遅い時間の開催となります。
ふだんの試合とは全く違った時間に競技をおこなわなければならないため、選手には相当の負担がかかります。
しかし、そんなことは二の次で、テレビ中継が優先されています。
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オリンピックの中継をするためには、各国のテレビ局が国際オリンピック委員会(IOC)に放映権料を支払う必要があります。
現在、いちばんお金を出しているのがアメリカのNBCで、全放映権料の50%を支払っています。
当然ながら、それだけNBCの発言力も大きくなるというわけです。
NBCは、2014年のソチ大会から2032年の夏季大会まで10回分の放映権料を約120億5,000万ドルで獲得しています。
1ドル110円で換算すると1兆3,000億円以上、単純計算で1回あたり1,300億円超です。
日本(NHKと民放の連合)は、2018年の平昌大会から2024年のパリ大会まで4回分の放映権料を1,100億円で獲得していますが、NBCの足元にも及ばない金額です。
以前から言われていることですが、オリンピックは商業主義と化しています。
ある程度しかたのない部分もあるのですが、選手のコンディションやパフォーマンスよりも放送局の都合が優先されるのは、見ている側としても残念でなりません。
2020年は東京オリンピック。
今回と同じように、「日本でやってるのに時差がある」みたいな日程が組まれる可能性がありそうです。
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