作家になれないと思うけど、知っておきたい印税の話

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こんにちは。Money Motto!のトリです。

妄想好きのトリ、いつか人気作家になって夢の印税生活がおくれるのでは?と淡い期待を抱いて生きてきました。今回は印税とは何なのか?本当に印税生活なるものができるのか?しっかり現実を見据えてみようと思います。

もらえるのに「税」?

まずは「印税」という言葉。もらえるものなのになぜ「税」という言葉がつくのでしょうか?それは、かつて本には著者による検印が押された検印紙と呼ばれるものが貼付されており、検印紙の枚数に応じて出版社が著者にロイヤリティ(対価)を支払っていました。この支払方法が印紙税の納付に似ていたので、「印税」と呼ばれるようになり、制度が消えた現在も呼び名だけが残っているからです。

※この制度は1970年代頃に廃止されました。30年くらい前の本には一番後ろに「検印省略」「検印廃止」と書かれたものがあります。現在はその記載も見かけなくなりました。

印税のしくみ

印税はどのような仕組みになっているのか調べてみました。印税は出版社と著者の取り決めによるもので、いくらでなければいけないという決まりはありません。一般的には本の定価の10%前後のようです。売上ではなく刷り部数に掛けて支払われます。ちなみに文庫でも新書でもハードカバーでも率は同じであることが多いようです。

では定価1000円の本で計算してみましょう。

1000円☓印税率(10%)☓刷り部数(100万部)=印税(1億円)

ということは

50万部で5千万円

10万部で1千万円

5万部で500万円

1万部で100万円

5000部で50万円

1億円の印税は遠い夢?

100万部以上、いわゆるミリオンセラーは1年に数冊あるかないかです。小説も初版は5000部からが一般的です。ビジネス書はよく売れて6000部くらいです。活字離れと言われていても、毎日200~300冊の新刊が発売されています。1万部売れたら大ヒットというのが現実です。ちなみに1万部の印税は100万円なので、一冊だけ当たれば暮らしていけるというものでもなさそうです。1万部刷る本は新刊全体の1%くらいです。

しかし、10万部売れると雑誌で特集されたり、テレビ出演の声がかかることも増え、講演の依頼も来るようになります。当然書店でも本が平積みされ、多くの人の目に触れます。このくらいになってはじめて普段あまり読書をしない人にも、「あぁ、この本ね」と認識されるようです。

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1万部、100万部と言われてもピンとこない方、最近のベストセラーをピックアップしてみました。

・『チーズはどこへ消えた?』(スペンサージョンソン、門田美鈴)/360万部

・『世界の中心で愛をさけぶ』(片山恭一) /306万部

・『ホームレス中学生』(麒麟・田村裕)/225万部

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先日ピースの又吉直樹さんが「火花」で芥川賞を受賞しました。その効果もあって累計の発行部数は104万部となりました。新人の純文学作品としては極めて異例の100万部突破です。

では「火花」の印税を計算してみましょう。

1420円☓10%☓104万部=1億4760万円!!

※印税率は推定です。

すごいですね。

印税だけで一生暮らせるの?

仮に100万部の大ヒット小説を書いたとします。1億円の印税収入です。今の税制で、ざっくり5割くらいを所得税と住民税で納税します。手元に5000万円です。一度に手にする額としては大きいですが、一生暮らせるかというと心許ない額です。65歳の定年を過ぎてからの5000万であれば、そこそこ余裕のある生活ができるかもしれません。しかし、35歳で残り45年とすると1年間で110万円です。副業であれば生活に余裕ができますが、印税だけで生活するのは厳しそうです。

トリ、完全に意気消沈です。

でもこの妄想をいつか本にし、ミリオンセラーと映像化を狙います。


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