いつまでに買えばいい?株式の配当・優待と権利確定
日本の上場企業の半数以上は、3月が決算です。株式投資をしている人にとっては、配当や株主優待が気になる時期です。
配当・株主優待などを得るためには、権利確定日に株主名簿に掲載されていなければなりません。そのためには、権利確定日から数えて4営業日前の3月26日(権利付最終日)までに株を購入しておく必要があります。権利付最終日を過ぎると、配当・優待などを受けられなくなります。
【追記】9月の権利確定日と権利付最終日
9月は3月に次いで、配当金や株主優待等の権利確定銘柄が多い月です。9月の権利確定日は9月30日ですが、ここで注意しておきたいのが権利付最終日は2営業日前の9月26日ということ。以前までの権利付最終日は権利確定日の4営業日前でしたが、取引ルールが変更となり、2営業日前になりました。(2019年9月現在)
2019年9月 | ||||
THU | FRI | SAT | SUN | MON |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
権利付最終日 | 権利落ち日 | 権利確定日 |
取引ルールは不定期で変わるため、定期的に確認しておくとよいでしょう。
近年は、元プロ棋士の桐谷さん人気もあり、株主優待を狙って株を購入する人が増えています。
優待内容が魅力的な企業や配当利回りの高い企業は、権利付最終日に向かって株価が上昇し、権利落ち日に大きく下落する傾向があります。そのため、配当・優待だけを目的として、短期売買で利益を出すのは難しくなります。
目先の利益に目を奪われすぎて、得られる金額よりも損失(株価下落+売買手数料)のほうが大きくなっては元も子もありません。株を購入する際には、企業情報や株価の動きにも注意を払っておきましょう。
・権利付最終日 株主がその銘柄を保有することで、配当や株主優待、株式分割の割当などの権利を得ることができる最終売買日 ・権利落ち日 権利付最終日の翌営業日。権利確定日を過ぎているため、権利を取得できない ・権利確定日 株主がその銘柄を保有することで、配当や株式分割の割当などの権利を得ることができる日 ・約定(やくじょう)日 売買が成立した日 ・受渡日 売買の決済をおこなう日 |
※本記事は、株式投資の勧誘や推奨を目的とするものではありません。
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