消費税増税で保険料はどうなる?第2部~旅行保険と旅行費用~

消費税増税による旅行保険と旅行費用への影響は?

こんにちは。Money Motto!編集部です。

今月は3連休も多く、旅行の計画をしている人もいるでしょう。しかし、消費税が10%となる増税まで残り1ヶ月を切ってしまっているという現実も受け入れなければなりません。

10月以降に旅行を計画している人は、増税で費用が増えないか心配している人も多いのではないでしょうか。前回の記事では、消費税増税による損害保険と生命保険の保険料への影響について書きましたが、今回は旅行保険と費用への影響についてのお話です。

保険料や保険金は課税対象外なので増税の影響はない

結論から言うと、国内・海外ともに、旅行保険の保険料と保険金への増税の影響はありません。前回の「消費税増税で保険料はどうなる?」記事でも述べていますが、そもそも“保険”というものに消費税がかからないためです。

消費税の課税対象になるのは、以下の

  1. 国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡等
  2. 外国貨物の引取り

に該当するものだけです。

保険料は1の「対価を得て行う取引」に該当する取引ですが、消費税の性格上、課税の対象としてふさわしくないものや社会的政策の観点から適当でないと判断されます。また、2の「外国貨物の引取り」は一見海外旅行に関係しそうですが、保険という性質上該当しません。

基本的には保険料は“非課税”、保険金は“不課税”となり、消費税増税の影響を受けることはないので安心してください。では、旅行にかかる費用についてはどうでしょうか。

海外旅行と消費税

海外旅行で気になるのが、海外航空券ですよね。現地での消費や利用料等は、もちろん現地の消費税がかかりますが、日本と海外をまたぐ航空券はどうなるのでしょうか。

そもそも航空券にはさまざまな施設料や手数料が含まれています。各国、都市ごとに徴収が義務付けられていて、現地で徴収するところもありますが、ほとんどは航空券に上乗せ、もしくは含まれています。

  • 海外空港諸税(出入国税、空港施設使用料、税関審査料、保安料など)
  • 燃油サーチャージ
  • 取引手数料
  • 国際観光旅客税など

上記で消費税がかかるのは、日本で手配される航空券の取引手数料のみです。航空券代金や空港諸税などは、そもそも国内消費されるものではなく、輸出取引として“免税“になります。

そのため、海外旅行で消費税増税の影響を受けるのは、航空券やホテルの手配をするときの(代理店や予約サイトなど)手数料と出発時の空港使用料で、増税により料金が上がります。

国内旅行と国内空港使用料にかかる消費税

一方で、国内で取引が完結する国内旅行は、ほとんどのものに消費税がかかるため増税の影響をそのまま受けてしまいます。航空券はもちろん、航空券と一緒に徴収される国内空港使用料も課税対象となります。

以下では、日本国内の空港使用料やサービス料など、消費税増税によりどれだけ影響があるのかをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。※料金の()内は小人料金

  • PSFC…旅客サービス施設使用料
  • PSSC…旅客保安サービス料(国際線のみ)

■成田空港(国際線)

区分 対象旅客 ターミナル 現行料金 10月1日~
PSFC 出国 第1・2 大人2090円
(小人1050円)
大人2130円
(小人1070円)
    第3 1020円
(510円)
1040円
(520円)
  乗継 第1・2 1040円
(520円)
1060円
(530円)
    第3 510円
(250円)
520円
(260円)
PSSC 出国・乗換 全ターミナル共通 520円 530円

■成田空港(国内線)

区分 対象旅客 ターミナル 現行料金 10月1日~
PSFC 出国・乗換 第1・2 大人440円
(小人220円)
大人450円
(小人220円)
  出国・乗換 第3 380円
(190円)
390円
(190円)

■羽田空港(国際線)

区分 対象旅客 現行料金 10月1日~
PSFC 出国 大人2570円
(小人1280円)
変更なし
  乗継 1280円
(640円)
変更なし
PSSC 出国・乗換 100円 変更なし

■羽田空港(国内線)

区分 現行料金 10月1日~
PSFC 大人290円(小人140円) 変更なし

■関西国際空港(国際線)

区分 対象旅客 ターミナル 現行料金 10月1日~
PSFC 出国 第1 大人2730円
(小人1370円)
大人2780円
(小人1390円)
    第2 1230円
(大人・小人)
1250円
(大人・小人)
  乗継 第1 550円
(280円)
560円
(280円)
    第2 250円
(大人・小人)
260円
(大人・小人)
PSSC 出国・乗換 全ターミナル共通 310円 320円

■関西国際空港(国内線)

区分 対象旅客 ターミナル 現行料金 10月1日~
PSFC 出発/到着 第1 大人430円
(小人220円)
大人440円
(小人220円)
    第2 410円
(360円)
420円
(370円)

■中部国際空港(国際線)

区分 対象旅客 ターミナル 現行料金 10月1日~
PSFC 出国 第1 大人2570円
(小人1290円)
大人2620円
(小人1310円)
    第2 1280円
(640円)
1300円
(650)
  乗継 第1
国際→国内
310円
(150円)
440円
(220円)
    第1
国内→国際
2880円
(1440円)
3060円
(1530円)
PSSC 出国・乗換 全ターミナル共通 340円 350円

■中部国際空港(国内線)

区分 対象旅客 ターミナル 現行料金 10月1日~
PSFC 出国/到着 第1 大人310円
(小人150円)
大人440円
(小人220円)
    第2 380円
(190円)
変更なし
  乗継 第1 620円
(300円)
880円
(440円)

■新千歳空港(※新千歳空港(札幌)では、2019年10月27日に拡張再整備が行われ、料金がさらに値上がりします。)

区分 現行料金 10月1日~ 10月27日~
PSFC 大人1030円
(小人520円)
大人1040円
(小人530円)
大人2610円
(小人1300円)

国内線:大人270円/小人140円(据え置き)

■仙台空港

区分 現行料金 10月1日~
PSFC 大人600円
(小人300円)
大人610円
(小人300円)
PSSC 大人・小人110円 変更なし

■茨城空港

区分 現行料金 10月1日~
PSFC 大人520円
(小人260円)
変更なし

■福岡空港

区分 現行料金 10月1日~
PSFC 大人970円
(小人490円)
大人980円
(小人490円)

■北九州空港

区分 現行料金 10月1日~
PSFC 大人310円
(小人150円)
大人320円
(小人150円)

国内線:大人100円/小人50円(据え置き)

■那覇空港

区分 現行料金 10月1日~
PSFC 大人600円
(小人300円)
大人610円
(小人300円)
PSSC 大人・小人110円 変更なし

国内線:大人120円/小人60円(据え置き)

■その他空港

PSFC等の手数料なし

旅行保険に影響はないけれど、、、

基本的に保険は“非課税”となるので、旅行保険も消費税増税による大きな影響がないことがわかりましたね。旅行を予定していた人で保険料について心配していた人は、一つ不安が減ったのではないでしょうか。

ただし、旅行費用に関しては、国内・海外ともに影響が出てしまいます。

国内旅行を予定している人は、航空券や空港使用料だけでなく、ホテル、パッケージツアー、航空券のキャンセルチャージ、各種手数料はもちろん、現地での消費に関しても増税の影響はそのまま受けてしまいます。そのため、予算管理はしっかりと行った方がよさそうですね。海外旅行を予定している人も、国内手続き等では増税の影響はあるので注意しておきましょう。

今回は旅行への影響についてまとめましたが、消費税増税はまだまだ思わぬところに影響してきそうです。増税の影響がどこにどう出るか、私達の生活にどんな変化をもたらすのか、これからもMoney Motto!編集部で追いかけていきたいと思います。


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