ドルの両替は国内で!海外旅行でプチ節約

各国紙幣

シルバーウィークの海外旅行はアジアが人気

こんにちは。お金大好きライターみやこです。

お盆休みが終わり、ひと息つく間もなくシルバーウィークの計画を立てています。今年はカレンダーの日並びがよく、6年ぶりの5連休。休暇を利用し、海外旅行に出かけるみなさんも多いのでは?

株式会社 i.JTBの発表によると、シルバーウィークにおける海外パッケージツアーの予約実績は前年より60%増えており、カンボジア、タイ、フィリピンなどのアジア方面の伸びが大きいとのこと。円安の影響もあり、近くて物価の安い国への旅行が人気のようです。

本日は、海外旅行でのプチ節約術ついて調べてみました。

両替はどこでする?

海外旅行に欠かせないもののひとつが、現地通貨。国内でも現地でも両替ができますが、みなさんはどうしていますか?

「日本で両替したほうが安心」「言葉が分からないので国内で」という方が多いかと思いますが、じつは、通貨によって国内で両替をしないほうがいいケースがあります。流通量が多い通貨(米ドル・ユーロなど)は手数料率が低くなり、流通量が少ない通貨(アジア各国通貨など)は手数料率が高くなるためです。行き先によって両替をする国を使い分けるのがおトクです。

国内で両替したほうがおトクな通貨
・米ドル
・ユーロ
・ポンド

現地で両替したほうがおトクな通貨
・ウォン
・元
・バーツ(タイ)
・リンギット(マレーシア)
・フィリピンペソ など

両替レートの見かた

両替レート

国内で両替をする場合

外貨両替(円→外貨)で使用するレート(=キャッシュ・セリング・レート CSR)は、ニュースなどで耳にする為替レートとは異なるものです。 手数料が上乗せされるため、為替レートよりも外貨が高くなります。 米ドル1,000ドル分を両替する場合、手数料は約3,000円です。

同様に、帰国して外貨を日本円に戻すレート(=キャッシュ・バイイング・レート CBR)にも手数料が上乗せされるため、為替レートよりも外貨が安くなります。

 通貨 CSR(円→外貨)  CBR(外貨→円) 為替レート
米ドル 126.29 120.49 123.91-123.94
ユーロ 142.78 134.78 138.66-138.70

(2015年8月21日の為替レート、三菱東京UFJ銀行の外貨両替現金相場をもとに作成)

現地で両替をする場合

海外で両替をする場合、レートの表示形式が国内とは異なることが多いので注意しましょう。1円(または100円)=○○通貨単位のように、円が現地通貨でいくらかという表示です。

米ドルの例を見てみましょう。

1JPY=0.008043USD (BUY)
または 
100JPY=0.8043USD (BUY)

円を米ドルに替えるということは、現地の両替業者が円を買うことなので、BUYレートを見ます。

でも、ふだん見慣れている1ドル=○○円ではないため、いくらなのか分かりませんね。 このような場合は、円÷外貨で円表示に変換します。電卓は必需品です。

100 ÷ 0.8043 ≒ 124.33

この場合、両替レートは、1ドル124.33円となります。

空港、ホテル、両替所など、場所や店舗によってレートが異なりますので、比較をしてから両替をしましょう。また、受け取る紙幣の枚数が多い場合は、必ず相手の目の前で数えなおしましょう。ごまかしもありますので、しっかりチェックが必要です。

コインは両替できない

海外のコイン

意外と知られていないことですが、両替ができるのは紙幣のみです。1,000円分のコインを現地で両替するとか、残った外国のコインを日本円に戻すということはできません。なるべく使い切るようにしましょう。

みやこがよくやるのは、帰国時に空港で買い物をして外貨を使い切り、残りの金額をクレジットカードで支払う方法です。両替したお金がムダにならないのでおすすめです。

コインが残ってしまった場合は、空港や機内などで寄付をする方法もあります。(くわしくはこちら【ユニセフ外国コイン募金】)

ふだんは節約を心がけていても、海外旅行となるとついお金を使いすぎたり、価格に無頓着になったりするものです。しかし、ほんの少し工夫するだけで、余分な出費を減らし現地で使えるお金を増やすことができます。日程だけでなくお金の使い方も計画を立て、楽しいシルバーウィークを過ごしたいですね。

※本記事は2015年8月21日現在の情報をもとに作成しています。


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