新型コロナと医療保険 給付・請求の特別対応まとめ

5月25日、国内の新型コロナウイルス新規感染者・入院患者の減少などにより、緊急事態宣言が全国で解除されました。しかし、経済活動の復旧は再拡大への警戒と両立しながら行っていくとのことで、感染対策は引き続き必要となります。

新型コロナの危険性が残る今、医療保険に入っている人・加入を検討している人は、感染してしまったときのことが気になっているのではないでしょうか。

そこで今回は、「新型コロナで医療保険は支払われるのか?」「ホテルや自宅療養の場合も対象となるのか?」「給付金の請求はどうすればいいのか?」「今からの加入でも間に合うのか?」の4点についてご説明します。
※詳細な支払い条件などは加入中の保険会社にご確認ください

保険会社の対応については、こちらの記事でもご案内しています。
新型コロナウイルス感染症に対する生命保険会社の特別措置とは

新型コロナに感染したら医療保険は支払われるのか?

医療保険でまず確認することは、「新型コロナウイルス感染症が給付対象かどうか」です。
各保険会社が出している特別対応のアナウンスを見ると、多くが「陽性・陰性にかかわらず、新型コロナは入院給付金の対象となる」としています。

「陽性・陰性にかかわらず」ということは、検査の結果、感染していないとわかっても、支払われるということです。
新型コロナウイルスの治療費は全額公費負担になるとはいえ、入院などで仕事ができなくなれば、収入が減って家計に負担がかかります。
その点、陰性でも給付が受けられるというのは安心材料ですね。

ホテルや自宅での療養でも支払われるのか?

冒頭でご紹介した記事にも記載していますが、多くの保険会社が一定条件の下で「支払い対象となる」という特別措置をとっています。

地域によっては、無症状・軽症者の療養をホテルなどの宿泊施設で行っています。子育てなどでやむを得ない場合は、自宅療養も可能なようです。
参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」

ホテル療養中の出費は自治体の対応によって異なりますが、ホテル代・食費(弁当代)を自治体負担としているところもあります。

入院給付金の請求手続きに必要なものは何か? 

一般的な入院給付金の請求手続きは、次のような流れです。

  1. 保険会社へ連絡する
  2. 必要書類をそろえる
  3. 書類を返送する
  4. 保険会社の審査
  5. 給付金が支払われる

必要書類は保険会社によりますが、医師の診断書はほとんどのケースで必要となるでしょう。

一部の保険会社では新型コロナ特別対応として、医療機関の負担軽減のため、請求手続きを簡易化しています。たとえば、診断書の代わりに、医療機関の診療明細書や領収証のコピーなどを提出するといった対応です。

実際の手続き、簡易請求の対応については、加入中の保険会社にご確認ください。

今から保険に入っても支払われるのか?

加入条件を満たしていれば、上で紹介しているように、新型コロナを給付対象としている保険会社なら支払われる可能性があります。

ただし、保障が始まる条件には注意が必要です。
保障が開始されるための条件は、「申込み」「健康状態の告知」「1回目の保険料払込み」の3つすべてを終わらせること、とするのが一般的です。

「申込みと告知はしたけれど、保険料払込みはまだだった」という場合、給付金が支払われないこともあるので気を付けましょう。

まとめ

多くの保険会社が新型コロナウイルス感染症を入院給付金支払い対象としており、ホテル・自宅での療養にも対応しています。そのほか、請求手続きの簡易化を行っている保険会社もあります。
今から医療保険に加入する場合は、新型コロナによる入院・療養が給付対象であれば、陰性であっても給付金が支払われる可能性があります。ただし、保障開始の条件には注意しましょう。

医療保険の加入・見直しをするときには、家計の状況や加入中の他の保険の内容なども考慮して、最適なプランを選ぶ必要があります。

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緊急事態宣言は解除されたとはいえ、これで感染拡大のリスクがなくなったわけではありません。基本的な感染対策を徹底して、「正しく怖がる」を続けていきたいですね。

※本記事は2020年5月25日現在の情報をもとに作成しています。


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