部屋干し?乾燥機?梅雨時の洗濯物はこうして乾かそう

洗濯物

どうする?梅雨時のお洗濯

こんにちは、お金大好きライターみやこです。

ここ数日、全国各地で気温が30℃を超える真夏日を記録しています。夏の足音が近づいてきましたが、そろそろ梅雨の季節がやってきますね。この時期の悩みといえば、洗濯物がぜ~んぜん乾かないことです。梅雨時のお洗濯、みなさんはどうしていますか?

みやこは、浴室乾燥機と洗濯乾燥機と自然乾燥を組み合わせています。
なぜ乾燥機なのかというと…
・すぐ乾いて便利
・タオルがふわふわになる!
・エアコンのほうが電気代がかかる気がする
という理由。

これを編集部内で話したところ、「ばっかやろー、おまえそれでもお金大好きライターか。電気代がいくらかかるか知ってんのか!ちゃんと調べてからものを言え!!」と上司から大目玉をくらってしまいました。

さまざまな節約方法を実践しているみやこですが、洗濯に関しては選択ミスをしているかもしれません。そこで今回は、おトクな洗濯物の乾燥方法について調査してみました。

電気料金を計算してみよう

おトクな乾燥方法を知るためには、電気代がいくらになるかを調べなければなりません。「何だか大変そうだな…」と思っていたのですが、こちらの計算式で求められます。かけ算をするだけなのでけっこう簡単です。

 電気料金 = 消費電力[kw] × 乾燥にかかる時間[hour] × 1時間あたりの電気料金[kwh]

※消費電力…使用製品によって異なります。取扱説明書やメーカーのサイトで確認しましょう。
※1時間あたりの電気料金…電力会社、使用量、料金プランによって変わります。ここでは、全国平均の23円で計算します。

おトクな乾燥方法はどれ?

では、乾燥方法別に電気料金を計算してみましょう。

洗濯乾燥機(ドラム式)
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みやこ、家電にはまったく疎く、ドラム式洗濯機の乾燥方法に違いがあることすら知りませんでした。「ヒートポンプ式」と「ヒーター式」の2つのタイプがあります。

違いをざっくり言うとこうです。
省エネ効果:ヒートポンプ式 > ヒーター式
本体価格:ヒーター式 > ヒートポンプ式

説明書を引っ張り出してみたところ、我が家の乾燥機は「ヒーター式」でした。思い出しました。「ドラム式洗濯機はほしいけど10万円以上は出せん!」と言って安いのを買ったことを。

みやこ宅の乾燥機をメーカー最新のものと比べてみました。

  ヒーター式乾燥機
(2011年発売 洗濯物3kgの場合)
ヒートポンプ式乾燥機
(2015年発売 洗濯物3kgの場合)
消費電力 約1.212kw 約0.988kw
乾燥時間 約2.5時間   約2時間
電気料金 1.212×2.5×23=69.69円    0.988×2×23=45.448円
月額電気料金 69.69×30=2090.7円  45.448×30=1363.44円

なんと、1回あたり24円ぐらい差がつくことがわかりました。加えて、ヒーター式は乾燥時にも水を使いますので、水道料金もかかります。

浴室乾燥機
bath

みやこ宅(マンション)には浴室乾燥機がついているので、ついつい使っていました。洗濯乾燥機よりも浴室のほうがスペースが広いので、電気代もけっこうかかりそうです。「これはまずいな~」と思って説明書を見ていたところ、思わぬ発見が!

あ、うちの浴室乾燥機、ガス式だった」と気づきました。何とみやこ、いままでどんなしくみで動いているのかもまったく分かっていなかったのです。

えーっと、そんなわけで、電気代はほとんどかかりませんでした。…って、こんな調査でいいわけがありません。みやこ宅の洗濯乾燥機と同じメーカーの浴室乾燥機を調べてみました。浴室乾燥機も、ヒートポンプ式とヒーター式があるようです。

  ヒーター式乾燥機
(2015年発売 洗濯物3kgの場合)
ヒートポンプ式乾燥機
(2011年発売 洗濯物6kgの場合)
消費電力 約1.250kw(50Hz運転時) 約0.71kw(50Hz運転時)
乾燥時間 約2.3時間   約2.5時間 
電気料金 1.250×2.3×23=66.125円  0.71×2.5×23=40.825円
月額電気料金 66.125×30=1983.75円  40.825×30=1224.75円

同一条件での比較ではありませんが、やはりヒートポンプ式は低コストです。

ちなみに、みやこ宅のガス式浴室乾燥機ですが、約1時間の使用で洗濯物2kgを乾かすことができ、コスト(電気料金+ガス料金)が59円かかることがわかりました。

そうか、毎回60~70円を乾燥に使っていたってことか。

エアコン
airconditioner

恥ずかしながら、みやこには洗濯物をエアコンで乾かすという発想がありませんでした。なぜかというと、長年エアコンのない生活を送っていたからです。2年前の酷暑に耐えかね、散々迷った挙句に購入したのですが、それでもよほどのことがないとスイッチを入れません。

まあそれはいいとして、電気代をみてみましょう。

みやこ宅のリビング(約12畳)をもとに計算しています。(※エアコンの消費電力、乾燥時間は、部屋の広さによって異なります。)

  エアコン(2012年発売)
消費電力 約0.585kw
乾燥時間 約2.75時間  
電気料金 0.585×2.75×23=37.00125円(冷房) 
月額電気料金 37.00125×30=1110.0375円

部屋干しハンガーを使えば、5kgぐらいまでは一度に乾かせそうです。

おおっ、少し古めのモデルにもかかわらず、これまでで最もコストがかからない!みやこ、エアコンを見直しました。

さらに、扇風機を併用すると乾燥時間を短縮できます。

  エアコン+扇風機
消費電力 約0.585kw + 約0.035kw
乾燥時間 約2時間  
電気料金 0.5885×2×23=27.071円(冷房)  
月額電気料金 27.071×30=812.13円

すごい!扇風機を使うだけで約10円節約できている。これがいちばんおトクなのかも。

除湿機

dehumidifier

みやこは除湿機を持っていません。そこで、某比較サイトで一番人気の製品を調べてみました。

ハイブリッド式とは、従来の除湿機のタイプであるコンプレッサー式(梅雨時の乾燥向き)とデシカント式(冬場の乾燥向き)の長所を合わせた、新タイプの製品です。

  ハイブリッド式 除湿機
(2015年発売 洗濯物4kgの場合)
消費電力 約0.225kw(50Hz運転時 衣類乾燥運転モード 約6畳の部屋で使用) 
乾燥時間 約5時間  
電気料金 0.225×5×23=25.875円
月額電気料金 25.875×30=776.25円

なんと、エアコン+扇風機を上回るコストパフォーマンスです!!時間がかかるのがちょっと気になりますが、電気代の節約にはこれがいちばんです。やるな~除湿機。

1回あたりの料金差はわずかでも、使用頻度が高くなればなるほど差が大きくなります。洗濯物の種類や生活スタイルにあわせて、上手に乾燥方法を使い分けたいですね。また、古いタイプの製品ほど消費電力が大きくなりますので、ご自宅にある製品をチェックしてみることをおすすめします。

みやこ、さっそく今日から乾燥機の使用回数を見直すことにします。

※本記事は2015年7月13日現在の情報をもとに作成しています。


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