
単位がちがう!ポンドやオンスとは
Money Motto!ライターのトリです。現在、家族がアメリカに滞在しているため、夏休みを利用してアメリカのワシントンD.C.に来ています。今回から数回にわたり、アメリカと日本のお金や習慣のちがいについてレポートします。
さて、夏休みシーズンの到来です。旅行や留学などで海外に滞在をする方もいらっしゃるのではないでしょうか。日々の生活のための日用品や生鮮食品、その土地ならではのお土産を買うのに現地のスーパーの利用は欠かせません。アメリカのスーパーの様子と日本とのちがいをまとめました。
商品の配置は日本とほぼ同じ
アメリカのスーパーは店内が広く、カートも巨大です。また商品の量も種類も多くて圧倒されます。配置は日本と同じように入ってすぐが野菜や果物、奥に進むと壁沿いに肉や魚、乳製品、冷凍食品があります。真ん中の何列かにお菓子や調味料、ジュース、シャンプーなどの日用品やキッチン用品があります。天井から商品の表示が吊り下がっているので、お目当てのものを探します。
ポンド表示の攻略法
日本では野菜や果物は一袋、一束で何円、または1個で何円と表示されています。しかし、アメリカのスーパーでは野菜や果物は欲しい量を購入する方式です。表示はポンド(lb)です。日本の重さはグラム(g)やキロ(kg)なので、このポンド(lb)表示が意外とクセモノで慣れるまで戸惑います。
「1ポンドは約453.6グラム」
といってもなかなか買い物をしながら変換できません。ここで野菜と果物の大体の目安をみておきましょう!
・トマトまたはりんご1個:200g(0.441lb) ※1ポンドの値段の5割弱くらい
・ブロッコリー1個:300g (0.661lb) ※1ポンドの値段の7割くらい
・きゃべつ1個:900g(1.984lb) ※1ポンドの値段の倍くらい
これが頭に入っていると、他の野菜や果物の値段がつかめます。ちなみにさくらんぼやぶどうなどは袋に入って陳列されています。一袋にかなりの量が入っています。少量を買いたい場合は、袋が開いているものがあるので、その中から好きなだけ取って、近くに設置してあるビニール袋に入れます。バナナも欲しい分だけちぎって大丈夫です。重さを量りたい場合はところどころに秤があるので、それで量ってみましょう。
次に、肉と魚です。パックされているものはポンド(lb)あたりの値段とパック全体の値段が表示されているので、わかりやすいです。ただ量が驚くほど多いので、必要な分だけ欲しいときは、肉または魚コーナーの量り売りを利用します。1ポンドで多い場合、クオーター・ポンド(約113g):1/4」か「ハーフ・ポンド(約227g):1/2」とお願いすると切り分けてくれます。価格は表示の1/4か1/2なのでわかりやすいです。ちなみにポンドは「パウンド」と発音した方が通じます。
オンス表示の攻略法
ポンド(lb)だけでも混乱しますが、さらに重さの単位にオンス(oz)があります。
「16オンスで1ポンド」、「1オンスは約28.35グラム」
なんだかピンときませんね。これが飲み物の単位に使われたりするので、難しいです。ここでも基準になるものを覚えておくと便利です。
・12oz(約355ミリリットル)
・36oz(約1リットル)
ちなみに映画などでみる大きな牛乳パックは1ガロン(gal)で、4リットル弱です。商品によってオンスやガロンなど表示は様々です。単位が変わると瞬時に理解するのは難しいですね。数字が苦手な方は、正確に覚えるよりも目安の数字を知っておくほうがストレスなく買い物ができます。
英語の値札はこう見よう!
◆【$/lb】:1ポンドあたりの価格
◆【$/EACH】【$/EA】:1個あたりの価格
※$が¢の場合があります。(下の写真:ズッキーニが1ポンド$1.99[1ドル99セント]、レモンが1個79¢[79セント]
次はお買い得品の記載です。
◆【数字/$】:数字分の個数を購入したときの価格
※下の写真のように[2/$6.00]の場合、2個で6ドルです。個数部分は多くが2か5か10個です。1個あたりの価格はその上に記載してあります。写真の場合$4.39なので、1個だとかなり割高になります。

◆【Buy 1 Get 1 Free / Buy one Get one Free】:1個買ったら、1個無料
※[Buy 2 Get 1 Free]の場合は2個買ったら、1個無料
◆【Buy 1 Get 2nd 50%OFF / Buy 1 Get 2nd Half Price】:1個買ったら、2個目は半額
※[Buy 1 Get 1 Free]と間違えないように注意しましょう。例えば10ドルの商品の場合、[Buy 1 Get 1 Free]は2個で10ドル、「Buy 1 Get 2nd 50%OFF」は2個で15ドルです。
会員カードを作って上手に節約
スーパーやドラッグストアにはメンバーシップカード制度があります。メンバーシップカードは旅行者でも簡単に作成できるので、作ったほうが断然お得です。お店や特売の状況によっても変わりますが、50ドルぐらい買い物をして、10ドル会員割引されていることもあります。商品によっては半額になるくらい価格が異なります。多くの商品で価格が二つ表示されており、安い方が会員価格です。カードの作成は、カスタマーカウンターかレジで手続きをします。
「I’d like to make a membership card.」
-メンバーシップカードを作りたいです。
申込用紙を渡されるので、必要事項を記入します。お店によって異なりますが、名前や電話番号、メールアドレス、住所などが必要事項です。住所はホテルでも大丈夫です。旅行で数回しか利用しない場合でも作って損はありません。すぐにカードが発行されます。といってもクレジットカードのようなものではなく、キーホルダーにつけるタイプの小さいカードです。(大体、2枚ついています)カードの後ろにバーコードがついているので、会計時にレジでスキャンしてもらいましょう。これで割引料金が適用されます。
レジで慌てない
最後にお会計です。レジには商品を載せるベルトコンベアのような台があります。そこに自分が購入する商品を載せます。前に並んでいるお客さんの商品と一緒にならないように、ベルトコンベアの端に置いてある「棒」で仕切りましょう。※後ろに並んでいるお客さんは自分で「棒」を置くので前との仕切りだけでOKです。レジの前に「←Customer|Cart→」という表示がある場合は自分は左側、カートは商品を入れたまま右側にもっていきます。
レジの担当者は「Hi!」や「Hello!」と声をかけてくれます。同じように返しましょう。レジでよく聞かれるのは以下の2つです。
「Do you have a membership card?」/「membership card?」
-会員カードはお持ちですか?
会員カードのバーコード部分を読み取ってもらいましょう。先にも書きましたが、会員になると割引されるので、旅行の場合でも作るとお得です。
「Plastic bag OK?」
-ビニール袋に入れますか?
おなじみのスーパーのビニール袋はプラスチックバッグと言います。(最初は何のことだかよくわかりませんでした。)必要なら「Yes!」、自分のエコバッグをもっている場合はレジの人に渡しましょう。お店の袋でもエコバッグでも購入した商品は店員が袋詰めをしてくれます。これが意外と便利です。日本では、商品をスキャンして買い物かごに入れますが、アメリカではレジの店員がそのまま袋に入れていきます。すごく効率的でよい仕組みです。
支払いはクレジットカードか現金、デビットカードです。クレジットカードの場合はレジに設置してあるカード読取機にカードをスライドします。通信が終わったら、液晶にサインをするだけです。アメリカでは少額でもカード決済をしています。最後にレシートをもらいます。
おまけ:塩分や糖分が気になる方は
塩辛いものや甘いものが苦手な方はパッケージに記載してある「Nutrition facts(栄養成分表)」をチェックしてみましょう「Sodium」が塩分量です。個人的な感覚ですが、10%を超えると塩辛さが気になります。また、パッケージに「NO SALT ADDED」と記載されたものが塩分不使用です。砂糖は「Sugars」です。多いと40gを超えることもあります。(※なぜかここはグラム(g)表示です。)飲み物はアイスティーなどのお茶類にもビックリする量が入っている場合がありますので、気になる方は買う前に確認することをおすすめします。
日本と多少の違いはありますが、普段見慣れない野菜や果物、調味料やお菓子などはみていてとても楽しいものです。文化のちがいを楽しみながらお得に買い物をしましょう。
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